月詠、その出生の秘密とは?

前から、少し気になっている事がある。
それは、はぐれ神鳴流剣士「月詠」の事。彼女は、なぜあのようなバトルマニアになったのか。
今回、215時間目に、その謎の一端に触れる彼女のセリフがあった。
「人の間に生きられぬ性なれば・・・・」
この言葉の意味は二つ取れる。一つは、元々何かの理由により、人と交われない運命があるという事。もう一つは、血を好む性ゆえに、世間に交われない性格だという事。
これは、どちらか片方が真というよりも、やはり、どんな些細な事でも前者の理由があってこそ、後者の理由が生まれたと考えた方が良い様に思う。人が理由も無く壊れる事など、そう有りはしないだろうから。
つまり、この様なセリフを吐く彼女には、何がしかの「理由」がある様に思える。
そこで、もう一つ以前から気になっている事がある。それは、彼女の名前。
月詠
この文字の並び、近いものがすぐ身近にある。
「詠春」
木乃香の父親にして、神鳴流剣士でもある者の名だ。
春は日から昼に通じ、月は夜に通じる。まるで逆さまにしたかのような二つの名前。この2人には、なにか繋がりがあるのでは無いだろうか。
・・・隠し子?
「硬い」と評判の詠春だが、案外硬い性格の男ほど、女性問題をこじらせたりするものだ。
もしそうだとすると、月詠が刹那にこだわるのにも、一つ理由が追加される。
詠春の正式な娘は当然木乃香だが、刹那は、形式上どうなっているのかは不明だが、詠春の義理の娘的な扱いを受けているといえるだろう。(当の刹那は、全く自覚していないが)
もし、月詠が詠春の隠し子だとすれば、自分と同じく中途半端な親子のつながりを持つ刹那に対して、激しい対抗意識が芽生えるかもしれない。(逆に正式すぎる木乃香には意識が向かない)
月詠とうちゃん・・・、認知して!
木乃香お父様・・・、幻滅や。
刹那:長・・・
月詠と刹那の因縁の対決は、もしかしたら、義理の姉妹としての闘いかもしれない・・・、なんてw。