魔法先生ネギま! 221時間目 オ祭リ、始マリ(ハートマーク)

ついに始まった「オスティア終戦記念祭」。
やはり何かが始まる描写はわくわくさせられる。特にネギまでは、麻帆良祭という超弩級のエピソードで大成功を収めた実績があるだけに、これからの展開は非常に楽しみ。
実を言えば、この展開の裏には、いいんちょを始めとする魔法世界に来ていないクラスメイト達が取り残されるのではないかという危惧が、依然としてあるのだけれども、それについては一時保留にしておきたい。というのも、どう考えてもネギの敵、フェイトの行動を分析するに、ただ単に魔法世界だけでこのオスティア祭編が収まるとは思えないからだ。その予感は、先週提示された「アスナの力の質」からもより強まっている。この「オスティア祭編」、もしかしたらフェイトの動きによって魔法世界の「底が抜け」、現実世界も大きく係わる展開になるように思える。そうなると、現実世界に取り残されているクラスメイト達の活躍する時もきっと来る。もしかしたら、あの超が係わる展開もあるかもしれない。
この祭に向けて、ここ数回の間に色々な仕掛けも施されているようにも思える。波乱万丈な展開を期待したいものだ。

  • 開幕は、さよ

空を飛び、祭を俯瞰するさよ。麻帆良祭の時、さよと同じ様に最初に登場したのは、名も無き女パイロットだった。それが祭も終盤になって、名前も与えられ(航空部部長、七夏・イアハート)それなりの出番を作っている。もしかしたら、さよの見せ場も祭の終盤になったりして。

  • 凛々しい夕映

瞳に凛とした表情を宿す夕映。鎧の隙間から覗く、その瞳は黒目がちで、彼女の精神性をより際立たせる。まあ、実際には単にぼーとしているだけなのだろうが。
それにしても、ヴァルキリー騎士団はどんな性格の部隊なのだろう。魔法に繋がる学問に重きを置く国アリアドネーの部隊であり、その候補生の授業も魔法が主体だったように思える。つまり主に魔法を主体にした「魔法部隊」の性格が強いはず。しかし、ここではえらく重そうな甲冑をつけ、長い剣を掲げている。まるで重装歩兵のようだ。これは、あくまで式典用のコスチュームであり、実戦になったら剣を捨てて戦うとか? 仮にも警備としてその場にいるのだから、その剣がまがい物とも思えない。不謹慎な話だが、早く祭に異変が起こって、夕映達の活躍するところが見てみたいものだ。

  • 魔法世界の航空技術

やはり、この世界の航空機は謎だ。どうやら、これらの戦艦はやはり全て機械でできているらしい。つまり、魔法世界に自然に生息しているらしい「空飛ぶ鯨」を飼いならして武装している、とかではないようだ。
となると、なんでこれらの船はこのような形をしているのだろう。もともと居る、空飛ぶ魚達を模して? しかしそれでは、航空力学的に無駄が有りすぎるのでは無いだろうか。高速移動等を考慮するならば、何時までも根拠の無い形状にこだわるべきではない。
考えられる理由としては、魔法世界の魔法による航空技術では、あまり高速移動が出来ないのかもしれない。空飛ぶ鯨の空中浮遊能力を分析して、人間が魔力を使わなくても空を飛べる技術を開発したが、それだけではあまり高速で移動できないとか。航空戦艦の機関部を見てみたら、空飛ぶ鯨の「肝」が幾つも並んでいた・・・なんて事だったら、嫌だなあw。

  • 神の存在

それにしても「神罰砲」か。それって言葉通りの武器なのだろうか。だとすれば魔法世界では「神の力」を武器として使う魔法があるという事だ。やはり、魔法と神の業=奇跡とのつながりが透けて見える。前回のアスナの「神代の力」とか、今週の「鬼神兵」とかも言葉のあやではなく、それなりの意味のある設定だと考える事が出来る。

  • ナーガ

やはり出たエンシェントドラゴン。きっと帝都には五色の龍とかが居るに違いない。今回、崇高な存在のはずなのに単なる見世物にされている貧乏くじを引いた龍は「龍樹」。差し詰め、緑龍とかだろうか。他の龍よりも温厚で、一番人に慣れている、大地を守護する龍とか。見た目からすると「麒麟」に近いのかもしれない。

  • 勢力図解明

「北の新しき民」メセンプリーナ連合と、「南の古き民」ヘラス帝国か。先生が講義で間違えたら駄目だよねw。
しかし、これでやっとすっきりした。北が古くて南が新しいという設定で推測すると、色々な矛盾が出てしまうと思っていたのだけれども、これならば納得だ。元々魔法世界には亜人が生息していて、そこに現実世界からの移民があったとするならば、南が古くて北が新しいはずだろう。
ヘラス帝国に多い人種なども判明。やはり、肌の色が黒い人種は種族的に魔法力も強く、高い地位についていたりするのだろう。中でも「牛角」の種族が皇族らしい。アリアドネーの総長も近い血筋なのかも。あと、まき絵の解説からすると、「黒角」の種族は悪魔っぽい。となると、「死神」とかはどんな者なのだろう。実はモルボルグランさんの様な人(?)が、魔族の中でも死神と呼ばれていたりして。
なんにしても、この解説をしてくれたまき絵はGJ。

まき絵がバカじゃなくなっている。しかし、この異変はそれほど突飛なものでもない。というのも、これと同じ事が明日菜にもあったから。明日菜の変化とまき絵の変化には何か関係が有るのだろうか。明日菜は魔力を操るようになってから、バカっぽい性格はそのままでも頭の冴えは良くなった。まき絵も魔法世界に来てから魔法が使えるようになってきている。
もしかしたら、魔力を操る事は脳の活性化にも繋がったり。
さらに邪推すると、まき絵自身にも明日菜と同じ様に「出生の秘密」があったりして。このまき絵の変貌も、この後の展開における一寸した楽しみになってきた。

  • 再会

よかったね。(^^)

  • 明日菜への想い

ラカンからの依頼を受けて、明日菜に対する認識を新たにするネギ。しかし、その表情は、どこか切ない。

  • 悪寒

いきなりクライマックス。前回のフェイトの遭遇は、そのまま直接血みどろバトルに繋がっていった。
今回はどうなのだろう。単なる宣戦布告のみか、バトルへの突入か。
予断を許さない展開だ。