魔法先生ネギま! 226時間目 パンツに願いを(ハートマーク)

ネギ対フェイト展開編。この戦いはまだ続くのかな。ここでは前哨戦として次回にも収拾しそうな気がする。というのも、明日菜の力があまりにも派手だから。このまま活躍させちゃうと、さすがに色々とまずそう。それはフェイトにとっても。ここでは互いの立ち位置を確認した事が重要で、決着は後になるかもしれない。声だけ出てきたと思われる月詠は、念願の刹那との再手合わせが出来るだろうか。

  • 魔法無効化

明日菜の技は、「広域魔力減衰現象」といってよいほどの規模になりつつある。これはどう考えてもヤバイ。さすがに、これほどまでの魔法は魔法世界でも常識外のもののようで、「撮影?」とか言われていたが、それでもここは魔法世界。冷静に考えればどんな現象だったのか思い当たるものも居るだろう。
この都市には、トサカのように故郷を失った者なども残っているはずだし、明日菜のような存在が認識されれば、とても微妙な立場に立たされるのは必至だ。それは、もしかしたらフェイト達にとっても、計画を阻害する(警備が厳しくなるなどの)要素になるかもしれず、この明日菜の行為がネギとフェイトの戦いに水を指す事になるかもしれない。

  • 冥府の実在

ところで、この明日菜の石柱消しは考えてみると結構面白い。フェイトの「冥府の石柱」は、21巻の解説によると、あくまで実在の石柱を召喚する魔法らしい。つまり、幻覚とか魔力で出来たものなのでは無いはずだ。それなのに明日菜は消せる。これは、召喚魔法を消す事によって石柱が本来あるべき場所に戻ったという事なのだろう。つまり召喚魔法とは、本来あるべきでない物質を別の世界(位相の異なる世界?)からこちらの世界に呼び寄せ、さらに「維持させておく事」まで含まれる術のようだ。そして物質は魔力で維持されてないと自然に本来の場所に戻る特性があるようだ。
今まで描かれていた召喚魔法は魔族など精神を持つばかりだったので、私はかってに、精神世界にある「魂」のようなものを顕現させるような技かと推測していたのだが、それは間違いなのだろう。つまり、ネギま世界では、鬼とか烏族とか悪魔などが普通に暮らす「魔界」のようなものが、位相の異なる世界として存在していると推測できる。

  • 人形フェイト

フェイトはネギの実力を認める。ついに対等に戦うようになった二人。黒いオーラを発して激しく攻め立てるネギに対して白い髪と涼しげな顔であしらうフェイト。善悪が逆転しているかのようで面白い。いや、どちらが善かは分からないか。
フェイトの「努力の必要が無い」というセリフは、彼の非人間性を改めて感じさせる。フェイトはやはり「作られた」「人形か何か」なのだろうか。となれば彼の強さは、決して彼のものでは無い。その能力を与えた何者かの存在が気にかかる。フェイトはネギに対する執着心を持っているようだと考えると、そのフェイトを作った者もネギとの関係が有ったとしても不思議では無いだろう。

  • 最終手段パンツ

完全な密室に閉じ込められた時、それを解く鍵はその密室に元々あるべきで無い物となるのが鉄則だが、それが「パンツ」とはw。匂いを嗅いで味を確かめて、この無限の空間の中に居る術者の居場所を割り出すラカン。そして自ら「パンツ神」と名乗るwカモ。彼の下着泥としてのスキルがこんな所で発揮されるとは。しかし、この技はあながち荒唐無稽では無いかもしれない。動物の能力は100Km先の水の匂いを嗅ぎ取るというし。(いや、無理だろうw)
空間内に居た二人を見つけ出し、自分の投げた剣に飛び乗って移動するラカン。桃白白かw? 「物理的に無理」とかではなくて、飛ばした剣に後から乗れる速度が出せるのならば、剣に乗る事自体無意味。というか、マッハ3.2とかは最高速ライフル弾の初速くらいらしい。最初の推進力だけでその速度を出しているのならば、普通生身の人間はGで「生命的に無理」だろう。ラカンに抱えられた木乃香などは、絶対無理なはずだ。
そして、彼女達をスカートめくり地獄に叩き落し、降参させるラカン。しかし、結界は死んでも解かないといわれると、「気合で」いとも簡単に結界破りをしてしまう。それなら、別にパンツ嗅ぐ必要も、スカートめくりする必要も無かったのでは無いだろうかw。

暦が時を操るアーティファクトだとすると、環は空間を操るのだろう。そんな彼女達も、ラカンを相手にすると何も出来ない。アーティファクトだけでなく、彼女達自身がどんな能力を持っているのか気になる所だ。とはいえ、しっぽの付根が一体どうなっているのか、の方がもっと気になるのだが。