お姉ちゃんの20th SUPER SMILE MEMORIES☆ NEW PIER HALL

井上喜久子のデビュー20周年記念イベント。
という事で、前半はお姉ちゃんの声優業の半生を振り返ったり、朗読劇やゲストを交えて歌を歌ったり。後半は基本的にはライブという事だが、これもファンから集めたキャラソンベスト5とオリジナルソングベスト10という、これまた井上喜久子の過去を振り返る為のセットリストだった。全4時間、正に井上喜久子の集大成とも言えるイベントだったと思う。
声優の個人ライブというのは、結構難しい。というのも、本来キャラを演じるのが声優であり、オリジナルソングを歌うのは本業では無いから。私のように基本アニオタとしてみると、オリジナルソングよりも、如何にキャラソンを歌ってくれるか、という事に気が向いてしまう。その点、今回のイベントは、過去に演じた自分の持ちキャラに対する想いかも色々と語ってくれて、アニメファンとして見ても実に嬉しいイベントだった。
とはいえ、オリジナルソングに思い入れが無いわけではない。この会場に着くまでリピートしていたCD音源は「みずうみ」。そして、その中の1曲「1mmの心配も…」が、オリジナルソングの第5位として表示された時は、全身鳥肌が立つほど心がざわめく。このタイミングでこの曲はヤバイ。実を言うと、このイベント、この曲を聴きたいが為に参加したと言っても良いくらい。歌い始めとともに、既にこちらは涙ぐんでいたりw。
そう、この歌こそ岡崎律子プロデュースの曲であり、彼女の遺作「for RITZ」に繋がる重要な曲とも言える。
そして、あのお姉ちゃんも涙する。えーと、彼女が舞台上で感極まる事って有っただろうか。あったような気もするし、全然無いような気もする。
一番望んでいたものを聴けたし、お姉ちゃんの17歳のお誕生日も祝えた。大満足のイベントだった。
・・・そうそう、途中、17歳教の入団員として、野川さくら田村ゆかり堀江由衣と、17歳教の今後について、お姉ちゃんとの語り合いが流れたが、この時は少し居心地が悪かったなあw。