神田朱未 野中藍トークショー 中央大学後楽園キャンパス5号館5階大教室

なんだか、ちょっと妙なイベントだった。いや、無料で声優イベントを開催してくれるのは、実にありがたいのだが・・・
まず、入場前に整理券を配ったのだけれども、それがよく分からない。入場する権利は確保されるのだけれども、並んでいないと早く入る権利は保障されない。何故? はなから良い席を取るつもりはさらさら無かったので良かったが、熱烈なファンは何時間並ばされる事になったのやら。昼も挟んでいるから、途轍もなく客に厳しいやり方だ。
それに、実際のトークも、少し妙。まず、ボリュームが無い。というか、企画が無い。プロのアナウンサーを雇ったのだろう、流れるように進行していたが、そのフリートークっぽいものと客からの質問で終了。・・・? これって、一体何を期待していたの? 普通なにか企画を用意するものでしょう?レジュメを用意するとか、ゲーム形式にするとか、寸劇を挟むとか。ここまでまっさらだと、もしかしてフリートークの内容までアナウンサーの人に丸投げだったのでは、とか疑ってしまう。
で、それが原因では無いかとか疑ってしまうのだけれども、二人のトークも全然勢いが無い。なんか諦めているような感じ。いやもちろん、二人はプロだから会場を楽しませるようなトークをしていたのだけれども。
実際の所、アイドル的な活動も含まれる彼女達に対して、年齢の話を膨らませるのって、どうなのだろうとか思う。片やCDリリースを控えている野中藍がいて、ニコイチの神田朱未に対し「30歳になる心境」とか聞くのは、ちょっとデリカシーが無いのでは? 確かに、神田朱未自身今のこの時期思う所はあるのだろうけれども、こういう場でつまびらかにすべき事とは思えない。他にも、事務所の上下関係の話題とか、なんだか下世話なワイドショウの感覚だ。こうなると、二人とも身構えざるを得ないだろう。
なんだか、釈然としないイベントだった。