ネギが「始まりの魔法使い」の生まれ変わりかもしれないという妄想について 〜「ネギまのラジオ」の収穫〜

先日のネギま!のラジオ(第3回) は、聞いていてとても面白かったのだが、中でも一番興味を引かれたのが原作本編の設定に対する出演者達の推測だったり。
きっとネギまファンだったら誰もが設定について独自の推測を巡らしているだろう。けど、それをまとめて文章化するのはなかなか難しい。それに、一度文章にした推測が実際の展開からはずれたりすれば、その文は意味を成さなくなるわけで、文章化する労力そのものがどうしても空しくなる。それでもなお、懲りずに考察文を上げてくれる人もいるけれども、最近ではそれもめっきり減ってきている印象だ。
だものだから、ラジオという言葉によって勢いがついている状態で、それも、ネギま界屈指のブロガー達によって、設定考察に対する発言が飛び出した時はとても楽しかった。
そして、ペトロニウスさんの「ナギが始まりの魔法使いとなってネギの敵として登場するのは、既に確定している」的な発言は、とても嬉しかった。もちろん、これは「言葉のあや」であって、必ずしも「確定している」訳では無い事も付け足している。つまり、それくらい、現在の設定の提示からするとこの推測を立てるのが順当だと言っている訳だ。
実は、自分もその様に思っていたのだけれども、設定的には飛躍がすぎるので、「突飛な発想」として軽く流していた。まあ、自分の場合、推測がそれ以上に上滑りすぎて、妄想の域にまで達しているという面もあるが。明日菜の謎やネギの出生の秘密まで混ぜ込んでしまっている。
しかし、発想の飛躍が突飛過ぎるように思えても、それに見合うくらい考察のバックボーンがしっかりしていれば、必ずしも「突飛な発想」だけで済ませなくても良いのかも、と一寸自信をつける事が出来た。これは大きな収穫だった。
やはり、考察記事は他に有れば有るだけ相乗効果としてより多くアップされ、内容も濃くなっていくのだろう。どんな思いつきでも気軽にアップするのが吉かな、と改めて思った次第。
以下は、ついでなので、かなり長いけれども「233時間目 EP1 旅立ちのラカンよ永久に」の感想(11/19)を再録してみたり。(手抜きとも言う)

  • 突飛な発想

フェイトの存在は、色々とこちらの想像を掻き立てる。倒れたのにまた子供の姿で登場している。容姿の似通ったゼクトという存在もいる。そして、三番目という意味の名前。また、彼は特別な目的の為に作られた存在らしい。

このような存在があると、他に似たような設定の存在がいてもおかしく無いのではないか、とか思う。そして、気になってくるのが「始まりの魔法使い」と「黄昏の姫御子」だ。突飛な発想かもしれないが、旧フェイトとゼクトと新フェイト、アスナとアリカと明日菜、始まりの魔法使いとナギとネギ、という三つのグループを想像してしまう。

フェイトとゼクトは袂を分かっているので、直接的なつながりは無い。ただ、倒れても再生する存在。

ではアスナとアリカはどうか。アスナは黄昏の姫御子として祭り上げられていた。それがアスナ唯一の資質によるものでは無くアリカも同様の力を持っていたらどうか。魔法無効化能力者は複数居るとされている。同族として、決して可能性は無くは無い。アスナが完全なる世界に利用され、一度封印or倒されたのは間違いないだろう。そこから復活できたのは何故か。そこには、アスナを倒す時承認を求められたアリカの力があったのでは無いか。アスナが開放された時、ナギの姿はあっても、最も力を尽くすべきアリカの姿は無い。王国も維持されてなく、今の彼女の居場所も不明。アスナを自由にし身代わりとなる「何か」があったのでは無いだろうか。

そして、ナギだ。彼もまたある日突然姿を消す。そして、生まれるのがネギだ。ネギとは、一体何者なのだろう。なぜか、フェイトに死なれては困ると言われている。そして、ネギもナギも桁外れの魔力を持ち、ナギに至っては次元の違う「始まりの魔法使い」を倒す存在。彼らがアスナ達と同様に同種の存在ならばどうだろうか。

妄想してみる。

「始まりの魔法使い」と「黄昏の姫御子」は、魔法世界の魔力バランスを維持する為、無くてはならない存在。個体が滅んでも次の個体が自然に生まれてしまう。「完全なる世界」の行った作戦は、世界に戦争を起し、魔力消費を増大させて魔力対流を集める事。それを集めて「黄昏の姫御子」の「世界を終わらせる力」を暴走させる。それを封印する事で世界は救われたが、アスナは救われない。それを助けるべく、アリカは暴走し封印されているアスナからその役目を引き継ぐ。「黄昏の姫御子」「始まりの魔法使い」になるという事は、不老の存在になるという事。その枷から解き放たれたアスナは一般人明日菜となり、成長していくことになる。

ナギは、自身が「始まりの魔法使い」と同種の力を持つ者とは知らずに戦いを挑み、勝つ。しかし、それは彼自身が否応無く「始まりの魔法使い」を引き継ぐ事。最初は何の問題も無いが、時が経つにつれて意識が飲み込まれていく。「始まりの魔法使い」の意志とは「黄昏の姫御子」と接触し「世界の始まりと終わりの魔法」によって世界を混沌に還す事のみ。結局、自分を抑えることを無理と悟り、ナギは自らを封印する。しかし、彼には自分が居なくなる前にやる事があった。それは、「完全なる世界」の残党が探している、復活するであろう前「始まりの魔法使い」の転生者を確保し、自分の代わりにさせない事。その人物こそがネギ。

ナギとアリカは、共に世界を救うのと同時に、ネギと明日菜に幸福な人生を与えてあげるべく、世界の人柱になっている。それはネギと明日菜にとって父と母のような存在とも言える。しかし、運命は皮肉で、ナギは元の精神を保てずいつかネギの敵として登場するし、アリカも世界を滅ぼす力を保ち続けている。とか。

まあ、ここの所壮大な設定が提示されているから「これくらいあってもよいかな」程度の妄想。自分でも全く信じていないのだが。

http://d.hatena.ne.jp/crow2/20081119#1227173820
ただ、最近のネギまは、設定や謎があまりに多すぎ・重すぎて、なかなか気軽にアップできないんだよなあ。(^^;