魔法先生ネギま! 237時間目 伝説(レジェンド)緊急参戦!!

うーむ、ラカンの参戦は本気らしい。まあ、彼の性格からすれば、当然そうなのだろうけれども。しかし、これはヤバイなあ。
ラカンとネギがガチで戦うという事は、ネギは最低でも善戦しなくてはお話にならない。その為の戦いのはずだ。つまりネギがここで更なるパワーアップをするのはほぼ確定と言えるだろう。しかし、なぜここでこのインフレの加速?
ご承知のとおり、ネギまという作品は前作「ラブひな」の欠点を補うようにして誕生した。「ラブひな」の欠点、それはラブコメのインフレ。これを出来るだけ押さえ、持続させる事がネギまという作品の一つの設立要素だったはず。そして、それは上手く行っている。倍の話数に達するかというほどの長さになってなお、未だ作品が収拾する気配すら見えない。
しかし、ここで全く別のインフレが生じてしまっている。それが「力のインフレ」。これはバトルコミックにとって、物語持続の最大の敵と言ってよいだろう。ネギまがバトルものだとは思っていないけれども、それでもこのインフレは気にかかる。
そういえば、最近赤松健日記に気になる事が書かれていると話題になった。2009年は多くの謎が解き明かされてしまう。だから、ネギまの最終回は2010年だ、とか。
もちろん、私はこの推測には否定的立場に立ちたい。今まで提示されて来た設定や謎を、今までのネギまの雰囲気を壊さず効果的に使い、物語を大団円に導くには「最低でも」5年くらいは必要と思えるからだ。
しかし、「力」は全てのものを、それこそ正に「力ずくで」動かしてしまう。色々に事に強引な決着をつけていまいかねない。
ネギのパワーアップは、明日菜たちネギを見守るクラスメイトにとって、彼が一人で先に行ってしまうかもしれないという不安材料だが、それはネギまファンにとっても同じと言えるだろう。
とか思っていると、案外突拍子も無い展開で煙に巻かれるのが「ネギま」という作品なのだがw。

  • 戦力配分の答え

ちゃんとフォローが入っているw。なるほど、前回のいざこざで警備が厳しくなっているオスティア市内なら安心という訳だ。それどころか、あのラカンにして警備を特注してくれるとか。どういう風の吹き回しだろうw。前回、ラカンは戦友たちと会合を開いていたが、あれは事前に連絡を取り合っていたのかもしれない。とすれば、彼らをあてにしている可能性がある。
とはいえ、それは一体誰だろう。例えば考えられるのが高畑と隊長だけれども、彼らは元々ネギ達の為に来ているので、特注というのも変な話。案外、リカード元老院議員ご自身が肩慣らしにご出馬とか。もちろん、テオドラ第三皇女やセラス総長でも良い。いっそ、ヘラス帝国には「バトルツインズ」と呼ばれるめちゃ強いテオドラの双子の妹がいるとかにして、護衛につけたり(211時間目参照)。

  • バイバイゲーム

やはり、ネギがより強さを求めるとすれば、「効率的運用」の点にあるのだろう。術式兵装にも数種類あるだろうし、それの頭を使った組合せこそが、ネギの戦いとして「らしい」感じがする。高畑の時もその様にして対抗したのだし。
それにしても、真フェイトはリョウメンスクナつまり神以上の力を持っているとか。まあ、考えてみればエヴァはあれを倒したのだし、それに匹敵するくらいの強さが無いと、ネギのライバルとして面白みが無いが。
けど、ネギが現実世界に帰るころには真エヴァと対等に戦えるほどに強くなってたりするのかな。さすがに刹那より強いだろう。まあ、刹那はレベルアップフラグがあるから付いて行ける可能性があるけど、他はどう考えても無理。ネギとクラスメイトの関係が色々と変わりそう(特に中途半端に強いくーとか楓とか)で、怖いような、楽しみなような。

  • コタ

だんだん変装が板についてきて(グラサンは変だけどw)、夏美に対して年長ぶるところがなんとも。二人の関係が微笑ましい。つーか、二人でいると夏美の感情が非常に豊かで、見ていて楽しい。
ラカンのパートナーがカゲタロウだとすれば、もちろんラカンとガチで戦うべきはネギだし、コタがカゲタロウの相手をする事になるのだろうか。コタは影使いとしての能力を伸ばして来ているようだし、大変相手としては面白い事になるのかもしれない。

やはり、ラカンにしてみれば、ネギのナギを超えるほどの成長スピードを目の当たりにして、ネギの極限を見てみたいと思っているのだろう。実際、今ネギが戦っている大会は極限には程遠い。闇の魔法を習得した今、それを使った極限の戦いをしなければ、成長は望めない。なにより、あのフェイトに対抗すべく力をつけているのに、最初からラカンに敵わないと思うのは変、というのは正論過ぎる。
しかし、これによって本当にネギは何かを得られるのだろうか。ラカンは、ネギが言うように底の見えない存在だ。ネギが知恵を絞って何か出来るという様なとっかかりを、どう考えても見出せない。今ガチで戦うというのは無茶としか言いようが無いだろう。
で思ったのだが、今のネギの実力でフェイトとどう対抗すべきかと考えた時、一番可能性が高いのが味方の助力を得る事だろう。試合じゃないのだし、ガチで戦う必要は全然無い。実際、最初の戦いの時、フェイトに拳を入れたのは、明日菜の助力が有ったからだ。
タッグマッチってメンバー入れ替え可だったような。ネギの代わりにトサカ出ていた。つまり白き翼のメンバーをいれる事も可能なはずだ。まあ、ネギの性格から考えると、あまり有りそうも無いけど。
ただ、一応考えてみる。武闘派のメンバーはこぞっていないので、単純な戦力アップは出来ない。のどかを先読み役として使う? 物を考えないwラカンには到底役に立ちそうに無い。木乃香の復活呪文は?試合を長引かせるだけ、つーかネギ君にとって無限地獄になりそうw。じゃ、あの偽者明日菜を抜擢してしまうとか。けど、魔法無効化はコピー出来て無いだろうから、「明日菜さん、お願いします」「いや、あの、私実は・・・、ぎゃー」・・・スパイ発見、とか。
うーん、どう考えてもギャグにしかならないw。やっぱラカン、無敵すぎる。