堀江由衣FCイベント黒ネコ集会 vol.8 「最後の晩餐」 中野サンプラザ

FCイベントにちょっとお邪魔してみる。内容はあまり書いちゃいけないのかな。いいのかな。
黒薔薇保存会のライブというコントをFCイベントでやった」という本人の弁のとおり、ライブという形でたっぷり歌ってくれるものの、基本的には劇じたて。途中に寸劇が入っていたりする。
それどころか、黒薔薇保存会の活動が一時休止的な流れとなって、代わりに堀江由衣というアイドルがソロ活動をするという展開。つまりここでの堀江由衣も、ある意味オシバイのキャラの一人と成っていた。
どこまで芝居の中に自分を隠そうとするのだろうw。
実際には、その後の最後の挨拶の際、黒薔薇保存会に対する自分の想いを真摯に語っていた姿は、彼女本来の姿なのかもしれないが。
それにしても、彼女は何故グループ活動にここまでこだわるのだろう。確かに楽しいし、彼女の色んな側面を見ることが出来る活動ではあるが、彼女ほどのトップアイドル声優であるならば、もっとソロの活動に力を注いでも良いのではないか。今回も、あくまで「解散しません」としているのには、一寸した引っ掛かりを感じた。つまり、彼女の心の中の一端を見れたような感じ。
何にしても、恐るべきは彼女の存在自体だ。カリスマという点において既にトップの地位にいる彼女だが、その存在があくまで「少女」としての形態を取り続けているのが凄い。これぞアイドルだ。
そしてなによりもその声。自分で作った曲という事は、自分が気持ちよく歌える歌という事なのだろうか。とにかく、彼女の歌声がギュンギュン響き渡る。あらゆるヒロインの声を担ってきた、アニオタにとって「殺傷力」すら持っているw強烈な歌声だ。ある意味、堀江由衣の「歌声」を聴くライブとしては、「黒薔薇」こそが最も適していたのでは無いだろうか。彼女の姿を見るのも良いが、目を閉じて歌声に集中すると、その破壊力をより強烈に感じることが出来た。
イベント全体としては、まったりした雰囲気で、それほどの熱狂というものではなかった。これもまた、FCイベント的な雰囲気なのかもしれない。