Minori Chihara Live Tour 2009 〜Parade〜 東京厚生年金会館大ホール

茅原のセカンドツアー。先日、神奈川の初日に行けなかったのが痛い。
彼女のアーティストとしての完成度は、より高まっている。前ツアーで感じた、自身の激情に任せた、完成度よりも情熱という部分も少し変化し、熱い想いはそのままに、非常に完成度の高いライブに仕上がっている。
彼女の武器は、何と言ってもその歌声だ。その強く、硬質で、粒立ちの良い歌声は、こちらの身体を痺れさせるほど。正に「武器」と呼べるほど強い力を持つ声だが、しかし、それは彼女の人格によって制御された時にこそ最大限に力を発揮するのだろう。強い声を堪能するのと同時に、彼女の温かみも感じさせ、幸せな気分にもさせてくれる。そんなライブだった。
舞台上の彼女は、もう完全にスターだ。その立ち居振る舞い全てが観客の視線を惹き付ける。元々スポーツウーマンだという彼女のこと、特別ダンスというわけではなくても、その動きそのものが機敏で見栄えが良い。なにより、彼女の容姿そのものが舞台上でとても良く映える。
いやはや、こういう隙の無いライブをやられてしまうと、逆に困ってしまう。ただ、陶然とライブを受け止めるだけで、感想など書けるものでは無いではないかｗ。
身体には未だ、快感の名残が疼いている。この疼きを収めるに、次のライブを心待ちにするしかないという気分だ。

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