魔法先生ネギま! 264時間目 真実の扉!!

忙しいので、簡単に。
ネギ君、軽率だなあ。それは、真実であって真実じゃない可能性が高いよ。
MM元老院、つまり魔法世界の多数勢力がネギの村を襲撃したのは、ゲーデルの言っているとおり真実なのだろう。以前も書いたとおり、それは容易に推測出来る。
けど、ゲーデルが言う「我々」の中にゲーデル自身が入っていたのかというと、少し疑問がある。なぜなら、村の襲撃目的とゲーデルの目的に差異があるはずだから。
というのも、村の襲撃目的は、ネギ自身のはずだから。襲撃実行犯である魔族の行動を見るにつけ、ネギの排除そのものを目的としていたと考えられる。
そして、ゲーデルはネギを取り込もうとしていた。どちらも、ネギの存在を押さえ込むという目的では同じなので、完全に別では無い、つまり、ゲーデルも襲撃の決定に加担していた可能性はあるが、方法論的には別であり、積極的な実行者の一員だった可能性は低いだろう。むしろ反対派だった可能性が高い。
ただ、この事、つまり「ネギ自身が村襲撃の原因である」という事は、ネギ自身が知らない、いや「知りたくない」事実だろう。ネギにとって不幸なのは、自分が一番知りたい真実が、一番知るべきではない、知ったら不幸になる真実だという事だ。だから、ゲーデルの偽悪的(?)な言動に、ついつられてしまう。知りたくない真実を心の奥底で拒否する行動をとってしまう。
ゲーデルとすれば、毎度ネギの事を激高させるような行動を取るのには、それなりの理由がありそうだ。簡単に、ネギの本音が知りたいという事なのかもしれない。
ネギ自身が、能動的に攻撃行動に出てしまうと、守りの体制が薄くなるので、のどか達はこの時点でかなり危うい状況にさせられたとも言えるし。
ネギ君、かなりの悪手といえるだろう。

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