アニメ『生徒会の一存』イベント 第2回碧陽学園生徒集会 吉祥寺シアター

なんだか、気まぐれで抽選に申し込んでみたら当たってた。最近、この手のイベントの当たりが全然無いから、素直に嬉しい。
生徒会の一存」は、今期のアニメの中でも、最も野心的なアニメでは無いかと思っている。野心…つまりオタク受けして「うはうは儲けてやろう」という感じで。
アニメ制作の流れでラノベが持て囃されていて、次は何か?という発想で言ったら、この手のメタパロに行き着く。その発想は正しい。正に、この作品は究極のラノベ発アニメ的な雰囲気を醸し出している。
・・・ただ、それを観客が受け入れてくれるか、というと少し別の話なのだけれども。
実際には、メタパロは「らきすた」で京アニが実にスマートにやってしまい、それも鷺宮神社とかの社会現象的な展開を見せてしまっているので、「更に先」とかをやってみても、ちと遅いのだが。
それでも、結構ぎりぎりのような事をやっているのだから、後は見せ方の問題。ワンルームドラマという部分を逆手にとって、その部分を殊更意識させるような奇異な演出を組み込むとか、キャラデザを練り込むとか、アニメとして目を引く事が出来れば良いと思っていたのだけれども、案外当たり前のアニメ化になっている気がする。
このイベントでも4話(次の次の回)を上映してくれてたが、ネタは良いしキレも有るけど、どこか惜しい。「ストウイ」のパロとか凄いのもあったけど、はめ込みギャグでしかない。作品の血肉になってない。やるなら、ボーイズラブのシーンにパロディをはめ込んで、シャレにならない感じにするとかして欲しかった。冒頭ももっと「マリみて」にするとか。(何を言っているのだかw)
そんなこんなで、20分ほどを上映に使い、残りの40分が本当のイベント。『碧陽学園☆校内放送』in吉祥寺だとか。これってラジオの公開録音だったのかな?
本多真梨子、富樫美鈴、堀中優希って、みんな始めてみる顔。ほとんどこの作品がデビュー的な感じか。新たなアイドル声優を作ろういう感じなのかな? そういう点でも野心的でよい。
ラジオの内容は、作品に合わせて彼女達の駄弁りをメインに作っていく感じ。つまり、ガチで彼女達のトーク力が試される感じなのだろう。一所懸命感が出ていて、好感が持てる。まあ、みんな「養成所卒」みたいな感じで、生真面目すぎるけれども。
あと、歌も。あの少し狂った感じwのエンディングを1コーラス。三人ともコスプレをしているので、再現度はかなりのもの。これは嬉しいサプライズだった。
彼女達、これから人気が出てきたりするのかな? 頑張って欲しいものだ。