魔法先生ネギま! 274時間目 ネギ・パーティ、大脱出!!

火曜日には発売されていたのね。読む暇すらなかったw。
今回は、ネギパーティの活躍を見る上で、本当に面白い部分。これだけのメンバーが揃って敵と体面するのは、それこそ魔法世界に来た時のゲートポートの時以来だろう。あの時も燃えたものだw。

状況としては、ネギが戦力外になっいて、特殊能力保持者が分断されているという点でも似ている。
ネギが居なく、アーニャが居ない。ここでは明日菜がリーダーを務めなければ成らない状況にあるのだが、最近の明日菜は少し及び腰。おそらく、栞の操作が入っているのだろう。無能なリーダーとして、戸惑う事しかしていない。
そこで出てきたのがパル。ただ単に戦うのであれば、刹那や楓がリーダーを務めるべきだが、ここでは戦力に専念している。そして、副官クラスのパルが脱出計画も併せて指示を出すことになる。金魚号の船長としてもこの立場にくるのはごく自然な流れだろう。
しかし、実際の所、この場はパルでは役不足といえる。相手の戦力が艦艇クラスにまで及んでいる事は周知の事実なのに、あえてグレートパルで逃げるという選択肢を取った時点で、かなり遊びの入った計画だ。もし、真剣に逃げる事だけを考えるならば、最初から楓のマントを使うべきだっただろう。イレギュラーが発生した時点で有効な答えが出せなくなってしまうと言う点でも、参謀としては落第。お祭り好きの副官として、みんなを精神的に楽にさせているという機能しか果たしていないといえる。
とは言っても、刹那と楓は前線に立つべき戦力であるし、司令塔にはなりえない。結局、ここに参謀役としての千雨か夕映がいないというのが致命的なのだろう。
ちなみに、刹那が前線に出て戦う立場にいる際、いままではくーが木乃香を護衛していた。が、彼女も戦列から離れており、そこを突かれて人質に取られたのは仕方が無い事だろう。
そんなドタバタな事態を救ったのは、さらなるドタバタとしてのフェイト一味の来襲。
ここで、巨大イカ足を見てパルのゴーレムを連想するのは、168時間目のクラーケンハンドを覚えているからだろう。(って、この情報は「ネギガイド」ですぐに調べる事が出来る。本当によく出来た本だw。)しかし、実際には本気の邪神らしい。巨神兵の悪魔版だろう。
ここで、気になるのが彼らの目的。フェイト一味は、元々ネギチームに興味を持っていなかった。そして、終戦記念祭に向けて暗躍していた。それだけを考えると、彼らの目的はネギと直接関係無いように思える。
しかし、結局明日菜は確保したし、栞を潜入させてかなり注意深くネギの行動に対応している。前大戦の時の彼らの行動から推測してもなかなかその目的は量れない。ネギパーティが窮地に陥ったのは事実だが、それがどのようなピンチなのかはまだ不明だ。

DVD付き初回限定版 魔法先生ネギま! 第30巻 ([特装版コミック])

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