魔法先生ネギま! 275時間目 復活の「完全なる世界」!!

いやはや、これはもう完全にバトル漫画だね。本当に血湧き肉踊るバトルが目白押し。今週はH×H再開に惹かれて久しぶりにジャンプを買っちゃったんだけれども、なんだか今回のネギまはそのジャンプに入っていても全然違和感ない感じ。というか、異能力バトル物としては、マガジンの中で一番ジャンプ的に見える。
ただ、これってやはり全然物語が進まないのねw。すげー面白いんだけれども、物語としては薄いというか。こりゃあ確かに、ネギまがすぐに終るとかなんとかはありえないと思える。なんだか、魔法世界編が何時終るのかすら心配になってきたw。
これは駄目だよ。この面白い展開は、やはりクラスメイト31名全員が絡めるような状況でやらないと。つまり、もしこのバトル展開が万人に受けるというのならば、ここの魔法世界編の盛り上がりは一寸とした前哨戦であって、この後、麻帆良学園に帰ってから、クラスメイト全員が絡んだバトル展開を目指さなきゃ。その方がきっと面白いし、なによりそれこそがネギま的だから。
そういった展開になった時、初めてネギまってプロローグが終るんだよね。(^^)
復活した龍宮隊長、一寸カッコイイ高音・脱げ女・グッドマン、一人魔法で戦う夕映、剣でも力を発揮する夕映、敵データを即座に手に入れる夕映、献身的な恋心を見せる夕映と、沢山のキャラが活躍していたけれどもw、中でも注目したかったのは美空かな。
実際には何もやっていないんだけれどもw、彼女の心が良く見える描写が。普段からすごくせこく保身を図ろうとしている様に見えて、実際の彼女はとても誠実。友人である明日菜(もしかしたら、クラスメイトの中で一番気が会う?)の身に危険が迫った時、自らを顧みずアーティファクトを使って助けに入ろうとしていた。前回、超戦の時は突然現れて明日菜を救ったけれども、結局「放っては置けない性格」なんだろう。今回はその時よりも断然危険な状況だったが、躊躇している様子は無い。そんな彼女だからこそ、最後の最後でなにかやらかしてくれそうな気配がある。ココネが美空にべったりなのも、きっと同じ様なシチュエーションがあったからに違いない。魅力的なキャラになっているなあ。
影の男の悪魔達は、魔法世界の住人の魔法を受け付けないとか。いや、MM世紀兵はゲーデルが助けられるとしている人たちのはずだ。それに、高音は魔法世界出身のメガロ人じゃなかったのだろうか。ただ育っただけなのかな。魔力性質の差?ブレインマシンインターフェイス?なんとも設定が混迷を極めており、どうにも推測が難しい。ここはお手上げで、暫くは爽快なバトル展開に身を委ねるのが吉かもしれない。