魔法先生ネギま! 276時間目 仲間こそ最大の戦力!

うむむ、今回何かおかしいぞ?赤松漫画って、こんなに「長い段取」をする漫画だっけ。
確かに、隊長の見せ場はあるけど、その他にはネギ達とその後ののどかがどうなったかが、延々段取として描かれているのみ。確かに、クレイグとの再会と別れは、それだけの時間をかけるに足るエピソードだけれども、それだからこそ、逆に一度に描くと「段取」としての要素が強くなる。キャラが多くて混乱している時だから、判りやすくするために詰め込んだという事なのかな。
後、ネギグループとのどかグループが分断する時の描写は明らかにおかしいね。コマを色々入れ替えて手直ししたようにも見受けられるけど、結局かなり変になってる。これは単行本時には大幅に修正が入るんじゃないかな。
分断→ぶら下がる→回廊崩壊→会話→すべる→クレイグ登場 だけど
分断→ぶら下がる→会話→回廊崩壊→落ちる→クレイグ登場 とかの方が良いはず。このままだと、のどかが筋肉ムキムキ少女になってしまう。つーかもう人間技じゃないw。
それに、クレイグ達一体どこから湧いて出たの?崩壊した回廊内にいたのだろうか?
また、ここではグループ分断が目的なのだろうけれども、やはりくー老師が活躍して欲しかったなあ。千雨一人だけじゃなくて、より危ないメンバーを助ける事くらい彼女の力量ならば出来て欲しい。
それに、落ちる落ちない程度なら、ネギは空中浮遊程度で充分なんじゃない?
とまあ、色々無理ある描写が目立つ回だった。
それもこれも、のどかの読心術が強すぎるからなんだろうなあ。どうにか上手い具合に情報操作しないといけないから、描写がデリケートになってしまう。今ののどかは絶体絶命だけれども、少なくとも、彼女の口から真実が明かされる事なく、ネギが現実に直面した後にならないとのどかが解き放たれる事はないのだろう。つーか、楓ですら殺されそうになったシャレにならない御仁が相手で、今までになく絶望的なんですけれども。
色々な意味でバトル漫画になっているなあ。長段取もバトル漫画として描写の方法を色々試しているのかも。激しい展開ではあるし、面白ければそれで良いかもしれない。