魔法先生ネギま! 288時間目 ヒミツの告白(ハートマーク)

ネギまの記事を書くのも久しぶりのような気がする。連載もかなり間が空いたからなあ。
そして、久しぶりの回は、完全なクラスメイト回。あー、癒される。もう、こんな感じだけでずーとやってくれると良いのになあ。やはりバトルとかいらんよ。
いやいや、バトルも好きなんだけれどもね。こういうクラスメイト達の話を沢山積み上げていってくれて、そのキャラに深みが増した時、そのエネルギーを一気に開放するという、「ハレ」の場のバトルは、あればあったで嬉しいものだ。けれども、いつしかバトルありきの展開になってしまって、クラスメイトが出てこないという事になってしまうと、もう気分は「本末転倒」。いつかまたクラスメイト達が活躍する機会がある事を期待して、長すぎる「ハレ」の場をせいぜい楽しもうという気分になる。
けれども、ネギまの本来の「居場所」は、クラスメイト達がのんびり楽しくやっているところなんじゃないかな。バトルは楽しい「ハレ」の場だから読み続けるけれども、「いつまで経っても帰ってきてくれないなあ」という気持ちが強いかもしれない。
最近、ネギプリの結果が発表になったけれども、投票数が少ない。赤松健日記で最近のアンケート結果とか発表しているけれども、これも内容からすると回答数そのものが少ないんじゃないかな。けれども、ネギま自体が読まれなくなっているというわけでは無いらしい。OAD付きの単行本だって売れている。それというのも、ネギまに想いは繋いでいるけれども、「今の」ネギまに熱くなれないという状況があるからだったりして。「本来の」ネギまに戻れば、熱いファンも帰ってくるのかも。
けどなあ。その推測は以前の(ゆーなパパ回)のアンケートで否定されているし、本当の事は分からない。クラスメイト回ばかりやっていると、バトルが好きだった人が逃げて過疎るかもしれない。
けど、それれでも、ネギまってその方面の力で、所謂「萌え力」で大きくなってきたのだから、その本来の場を再度徹底して追及するというのもありなんじゃなかろうか。「イヤなら逃げろ」というくらいに。そうやって初めて、作品の底力のようなものが蓄積されるんじゃないかなあ。
アンケートに振り回された薄っぺらいジャンプバトルマンガは飽きるよ。
てな事を、ぐだぐだ考えてしまった。作品の感想書いてないね。(~~;
まずはいいんちょ。どうやらナギファイルには火星の事が書いてあったらしい。うーん、これは最終回に向けての布石的な匂いがするなあ。(^^; なぜなら、ナギと火星を結びつけると、一気に「魔法世界の不可避の悲劇」が解決する方法に繋がってしまいそうだから。今の現実の火星と魔法世界と、未来の人が住める現実の火星を並べて考えると、魔法による異界を、科学によるテラフォーミングに置き換えるというのが、解決の糸口なのだろうという推測が成り立つ。その事業に既にナギが着手していたという事になれば、魔法世界の解決とナギとネギの再会が成り、ネギの目的も全て達成してしまう可能性が高い。最終回フラグという事だ。あともう少し、タイムマシンを使ったごちゃごちゃがあって欲しい所だけれども、どうなのだろう。
アキラと三人のクラスメイトの話については、もう、楽しむしかないね。アキラが的確に解説してくれている。もう「おっしゃるとおりです。流石、アキラ様」という感じ。彼女にしてはなかなか珍しい、いろんな表情を見せてくれたけれども、どこか落ち着いた、強くてしなやかな精神を感じさせる。それって普段から常にでしゃばらず、冷静に物事を見ているという態度から滲み出てくるものなのだろう。こういう人って、ただ傍に居るだけで嬉しい。参謀役にあってたりする。そんなアキラがネギの傍らについている様子などをもっと沢山見たいなあ。
あと、こうやって女の子達に精神的に責められている時のネギ君の表情が、最近見ない子供っぽい感じなもの嬉しい。ここでの萌えキャラは、明らかにネギ君だろう。
はあ、「いつもどおりの」ネギまが見られて、とっても満足。このままキープでお願いしたいものだ。

DVD付き初回限定版 魔法先生ネギま! 第30巻 ([特装版コミック])

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