魔法先生ネギま! 289時間目 決意の連パクチュウ意報発令中(ハートマーク)

これは・・・、いや、これはもうしょうがない。ここまできたら、仕方が無いよね。
かねてよりやって欲しくなかった、身体を張ってでも阻止したかった(w)まとめてパクティオー
あの「ネギのお茶会2」で、つい赤松先生自身に直談判してしまったこの件だけれども、もう、ここまで来てしまうとどうしようもないという所まで追い込まれていた。つまり、これまでに、どう考えてもこの展開が一番スマートという構成を作り上げられてきているものだから、どうにも文句の付けようが無い。例えばここで「それでももっと時間をかけてパクティオーして欲しい」とか言うと、それは単に構成を乱す要望になりかねない。
これはもうしょうがない。亜子、ゆーな、まき絵、それぞれ既に幾つかのエピソードが描かれているし、ここで更にパクティオーの為の特別なエピソードとかを用意するなんて、話を冗長にするだけでしかない。彼女達のパクティオーの必然性はもう極まっているのだから、回避不可能と言って良いだろう。
ただ、それでも彼女達の萌え萌えな(なんかこの表現自体死語っぽい)エピソードをもっと沢山見たいというのは気持ちは変わらない。パクティオーで終わりという事では無いし、これからも彼女達のエピソードを沢山描いて欲しいものだ。よろしくお願いします、先生。
まずは亜子。この三人の中でも、もっとも時間をかけてエピソードが語られている彼女。本人は脇役と言い続けながら、その実、運動部に応援され、チアにも応援され、魔法世界の人たちにも応援され、と実に多くの人から沢山の気持ちを受け取ってきている。いつも受身の彼女だけれども、その事実に気付いた時、自分も何かしなくてはならないと感じたのだろう。特に、そんな自分を卑下する亜子を自身と重ね、罵りながらも最後には命まで救ってくれたトサカの存在が大きいようだ。のどかのように元から強い心を持っていたわけではない。もっとも弱い心の持ち主であったかも知れない亜子が、ここに来て強い心を示した。これはとても大きな事だろう。亜子には、まだ「背中の傷」という謎がある。もしかしたら、この心の変化を受けて、初めてその謎が語られる準備が出来たのかもしれない。
ゆーなに関しては、三人の中では一番残念。ゆーなの気持ちは、まるでネギには向いていない。きっと未だにパパっ娘だろう。あの朝倉でさえ、ネギとパクった時にはネギにある程度気持ちが向いていたというのに。ゆーなには、きっと母親の存在が大きい。自身を母に重ねている部分があるからこそ、それが父親への気持ちに繋がっているようにも思える。母が一体何をしていたのか。その死(?)が一体どのようなものだったのかを知ることによって、改めてゆーな自身の気持ちにも変化が起こりそうな気がする。過去のエピソードとしては必ず語って欲しい部分だし、ゆーな自身に関しては、彼女の大活躍も含めて、そんな心の変化を描いて欲しいと思っている。
まき絵に関しては、彼女自身どこかワイルドカード的な存在なので、パクティオーの有無とかはあまり関係ない気がする。初代ネギプリに選ばれた事もある様に、まき絵はクラスメイトのイメージの代表とでも言うべき存在だ。それだからなのか、まき絵は、その存在自体が誰よりも特別。物語の始めからネギに対する好意は一貫しているし、魔法とはまるで関係無い立場に居るはずなのに、ネギの魔法がらみの問題にも直接関係していたりする。ネギがエヴァに師事する事が出来たのも彼女のおかげだ。まき絵は、例えパクティオーしなくても物語を引き寄せる何かがある。だから、このパクティオーは当然ではあるが必然とは思えない。いつあっても良かったし、別に無くても良かったかもしれない。しかし、あればあったでとても嬉しいし、どうやら少し今回漏れたエピソードもあるようなので、次回どのような事がネギから語られるのか期待したいものだ。
あとはアキラか。もう当然、彼女も「やっちゃう」しかないだろう。ここまでくればネギパーティを万全な体制に持ち込み、対フェイト戦に挑みたいものだ。今は魔法世界編の最後に向けて加速している展開。ここで躊躇している暇は無いと思える。
それらが終って、麻帆良学園に帰ってから新たな関係になったクラスメイト達とのエピソードを沢山描いてくれる事を期待したいものだ。

DVD付き初回限定版 魔法先生ネギま!(31) (少年マガジンコミックス)

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