『たまゆら』 第1話・第2話

一応、発売前だから内容は控えた方が良いのだろう。イメージ的には、簡単な表現をしてしまうと、ARIAとスケッチブックをかけて、けいおん風味を足したような感じ。
とにかく、主人公の楓がいい。作品が短い為か、ふんわりしているキャラなのに、何かにつけ能動的。夢に向かって突き進んでい感じ。そういう所はカレイドのソラにも近いか。その周りを固めるキャラも、全員がどこか未来を見つめている感じで、なんか良い。言ってみれば、「青春」という感じが良く出ている。
考えてみれば、さっきけいおん風といったけれども、そんな部分では違うかも知れない。けいおんでは、いつまでも留まり続けたい場所として学校や友達を描いていたけれども(最近は流れが出てきたか。あくまで対比の方便として)、たまゆらは未来に進む世界として、趣味や友達を描いている。そんなうつろいゆく切なさをヒロイン達がちゃんと受け止めている感じがなんとも良い。
それだけに、何度も言ってしまうが、すぐに終ってしまうのがとても残念、というか切なすぎる。これは良い作品だ。ヒロイン達の魅力も、もっと大きくなる可能性を秘めている。是非、もっと大きなシリーズになる事を希望したい。

たまゆら 第1巻 (OVA) [Blu-ray]

たまゆら 第1巻 (OVA) [Blu-ray]