アニメロサマーライブ2010 -evolution- 2日目 さいたまスーパーアリーナ

そして二日目は、女性アイドルシンガー系とすればよいか。やはり、こちらの方にこそ期待が高まってしまう。しかし、期待が高かった分、逆に結構色々考えてしまった。というのも、今旬の曲がこちらでは少なく感じたから。
たとえば、飛蘭彩音。継続して楽曲を提供してくれている存在で、最近の曲を引っさげての登場だけれども、どうもピンと来ない。これが奥井雅美とかだと、今までの実績からどんな曲でも良いのかもしれないけれども、彼女達は、まだ印象的な楽曲あっての存在と思ってしまう。
そして、声優陣。声優=スターだから、ただ出てくれるだけで良いのだけれども、実際それで充分嬉しいのだけれども、アーティスト活動としての楽曲が増えてしまうと、少し心配になってしまう。それって観客にどの程度に伝わるのだろうかという事で。
このアニサマは、アーティストとしてのクオリティも出演者に求めるイベントだ。そうでないと、アニメとかを薄く楽しむより多くのライトユーザーを取り込む事は出来ないと考えているのだろう。その姿勢は正しい。
けれども、アニソンにおいて、話題性のある曲と、高クオリティのパフォーマーというのは、必ずしも一致しない事は多い。ヒロイン声優たちが揃って歌う主題歌などが話題になる事もあるが、そういうものは対象外なのだろう。クオリティと話題性が一致している楽曲が足りない時は、クオリティの方に流れてしまうのは、アニメの内容を第一と考える私のような観客としては、どうにも物足りない。
こういう、クオリティ重視の方向性はおそらく正しいのだけれども、「なんか違う」という気分も年を追う毎に高まりつつある。どうにか、打開策を見つけて欲しいものだ。
ああ、いっそ、さいアリの巨大ステージで「サラバイ」を歌う金田朋子の姿とか、見てみたいなあ。
もしくは、巨大収益を還元する為に、ネギまクラスメイト声優を再集結させるとか。考えてみれば、アニソンの話題性を高めたのはネギま似拠る所は大きいし、事実、このアニサマの開始は、ネギまキャラソン旋風の翌年からだ。そのくらいの事はしてくれてもいいんじゃないかな。(←絶対無理)