魔法先生ネギま! 300時間目 明日菜のもとへ!!

いやー、ついに300回ですか。ホント、赤松先生におかれましては、ご苦労様。これからも、400回、500回と続けて欲しいものです。
ファン還元企画として、Tシャツプレゼントとかあるけれども、これはいいねえ。特にバージョンAがいい。これは是非欲しいものだ。当たらないだろうけれどもorz。
総天然色ラブひなも、懐かしい。最初この企画を聞いたときは、てっきり最終回後のお話をやるのかと思ったのだけれども、実際にはラブひながラブコメとして一番油が乗っていた時期を描いている。これって、ある意味引っ掛かりが無さ過ぎるw。何故今これ?とか思ってしまう。けど、また新作を見ることが出来て、幸せだよね。
で、本編の方だけれども、最終段階に向けて最後の「引っ張り」部分。各キャラが自身の心を高めたり、覚悟を決めたりする回。
そして、その中でもメインなのが、最近本当の活躍がご無沙汰で、大切に隔離されている分、ある意味セレブ度が増している明日菜嬢。こうやって見ると、まるで北の塔に囚われているお姫様と言った風情だ。いや、本当にそうなのだけれども。
そして、ネギの、ナギに匹敵する強さを目の当たりにし、ナギとネギとを並べて思い返すにつけ、ネギの明日菜に対する姿勢の、その想いの強さを実感せずにはいられない。
明日菜は、叔父様が好きだ。それは、高畑にずっと恋する形で継続していた。しかし、その想いの源泉は何か。それを高畑は知っている。おそらくは、彼が直接手を下した「記憶操作」によって消された記憶の中で、ガトウを慕っていたから。だからこそ、高畑は、明日菜には絶対に応える事は出来ない。
そして、明日菜のガトウへの思慕は、おそらく父娘の感情に近かったろう。それと同程度かそれ以上に強い想いを抱いたいたのはナギだったと思われる。明日菜は、今、それらの記憶を思い出している。
そんな明日菜にとって、ネギはどんな存在か。自分が憧れにも近い想いを寄せた英雄の息子。しかし、ただ息子である事に満足せず、その英雄をがむしゃらに追いかけて、その実力と偉業とをそのてにしようとしている存在。それはつまり、自分という、永遠の牢獄に囚われた存在、この世界の誰からも見捨てられていた存在を、ただ一人、いやただ二人、助け出そうとしている男だ。
明日菜にしてみれば、「好きなのね」とか「愛しているのね」とかの次元を超えた感情を抱かざるを得ないだろう。ここに来て、明日菜のネギに対する感情が、やっと本当の意味で結びついたと言えるのかもしれない。
逆に、ネギにしてみると、明日菜は助けなければならない存在として、既に恋愛よりもより強い想いを抱いている可能性がある。二人の関係性については、今後の一番の見所だろう。・・・私としては、アーニャタナボタ説を推すんだけれどw。
さて、ネギの大活躍も良いけれども、ここら辺でクラスメイト達活躍も見たい。次回以降期待したいものだ。

DVD付き初回限定版 魔法先生ネギま! (32) (講談社キャラクターズA)

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