ネギま!についてぼちぼちと その2

感想書かない理由だけを並べ立てても非生産的すぎるので、内容についても少し書いてみよう。
ネギまで最近気にしている点は3つ。

  • 「始まりの魔法使いはナギなのか」

前からこの事は指摘しているが、ここのところの展開はあからさまにその可能性を強くしてきている様に思う。
始まりの魔法使いは不死ではなく不滅を求めていた。そしてその方法は他人を乗っ取ることらしい。現に大戦時にはゼクトが乗っ取られた。なら、現在ナギが封じ込めに成功したという始まりの魔法使いはゼクトのままなのか。なぜナギはその直後姿を消したのか。ナギは自分の身体を使って封じたのではないか。
以前、始まりの魔法使いが姿を見せたシーンもあった様に思うが(なのでこの仮説は信憑性が薄かった)、アルに拠るとやはり封印されているらしい。となるとあれはフェイトが見せた幻影だったわけで、否定する理由が消えてしまう。
更に、今のクライマックスに突き進むかのような展開の中で、ネギの目標であるナギが、実は最大の敵だったという方が、実に都合が良い。最終回が近い事を示唆する読みではあるが、どうしてもこの可能性は捨てきれない。

  • 「魔法とは何か」

これも前からに気にしていた事。始まりの魔法使いが使っていた技につらなるエヴァの技。つまりネギの使う「闇の魔法」。これは魔力を身体に取り入れるもので、吸血鬼たるエヴァだからこその技であり、それを使い続けたネギはエヴァと同じ存在になってしまったらしい。始まりの魔法使いが2600年も前に魔法世界を創造しつつこの技をもっていたとなると、この技は魔法の本質に関係する可能性が高い。
さらにいうと、魔族という固有の種族。これは人形である亜人とは違う存在らしい。そして、その偉い人「ぽよ」は墓所の主と旧知の仲で、墓所の主はウェスペルタティア家の祖先らしい。つまりそれって創造神の娘とも伝えられるアマテル本人か、もしくはそれに近しい存在という事であり、ということは魔族と創造神=始まりの魔法使いが何らかの係わりがあったという事になる。
これらに色々考えを巡らせて行くと、魔法世界の真の謎を解き明かすと魔族との関係とかも分ってきて、それはつまり「魔法とは何か」という事にも繋がってくるのかも知れない。この世界に魔力があったり、魔法使いが存在する訳とかも明らかになり、それが結局、未来の超たちの運命に係わるとか。
これについては、少しまだもやもやしている事があるのだけれども、「なぜ、魔法世界は火星なのか」という事にも関係するかも知れない。あ、気にしている事が一つ増えたか。これに突っ込みを入れ始めると、どう考えてもネギまが魔法世界編では終わ「れない」wという事になるのだけれども。今問題となっている事柄の更に先の謎(妄想)だから、現時点でどうこう言うものではないかもしれない。

  • 「アリカのありか」

これって、まだ判明してないよね。妄想で出て来たり、時間軸がごっちゃになっているから、段々訳わからなくなってきた。
こういう点が、ネギまの感想、というか考察が書きにくくなっている理由。今までの記事もそうだけれども、記憶力無いから、間違っていたらゴメンとしか言いようが無い。
ナギと同じく最大の謎なのに、作中では全力で無視され続けている事なので、つい気を抜くと忘れてしまう。(ホント、何処かで書かれてないよねw)
けれども、これが結構重要な謎だったりする。つまり、「赤松作品的展開」から逆算すると、絶対彼女は生きている。こんな推測は邪道だけれども、まあ既に「幻灯のサーカス」で見せているから、許されるんじゃなかろうか。ネギまの最終回はこうなるよ的な感じで。
しかし、そうなると彼女が一体「どこに置かれているのか」が問題になってくる。推測の一つは「始まりの魔法使い」=アリカなのだけれども、それは私自身の推測では「無い」。(ネギ=ナギとすれば可能なのだけれども、それでは報われない事が多すぎる)以前は明日菜=ネギ母の推測もあったが、今ではそれも無いし、墓所の主も違った。となると、候補となるべき存在がどこにも存在しない。
なら、復活まで何処かで眠っている?いや、それではなんだかつまらない。それならばいっそ、もっととんでもない設定でもいいんじゃないか・・・と考えてみると、実は最大候補者が一人残っていた。
つまりそれは、エヴァエヴァ=アリカ(えーw)
時間軸的にはおかしいのだけれども、ネギまの様々な謎を解き明かす際に、結局それが最大のキーとなってくるかもしれない。つまり未来の時間移動技術が。ならば時間軸の矛盾は障害になりえない。そして、エヴァ=アリカとすると、様々な設定が上手く展開してハッピーエンドに向かう。
この超設定を前提に読んでみると、アリカとエヴァの性格が書き分けられてないのでは無いかと思えてきたり。ネギが、マギアエレベアによってある意味人間とは違う存在になり、それが後戻り不可能な変化だとすると、ネギの幸福の価値観として、同じ存在の肉親(ナギも似たような存在になっているはず)は、大きな意味があるだろう。エヴァの600年の放浪と15年の片想いも報われる。あ、京都旅行の夢も叶っていることになるな。
もし、こんな超設定が「あり」だとすると、やはり「始まりの魔法使い」封印時の事が大きく問題になってくる。
10年前に何があったのか。これは以前は明日菜に関する大きな謎だと思われていたけれども、今となっては、ネギにとって様々な点で問題になっている。作品の当初から一貫した、「最大の謎」というわけだ。

DVD付き 初回限定版 魔法先生ネギま! (35) (講談社キャラクターズA)

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