馬鹿盛り部単独ライブ3〜歌う飲むトークする〜 御茶ノ水KAKADO

一昨日には「もうこれがネギまイベント最後だろう」とか思っていながら、このライブへの気分はネギまイベントへの参加のつもり。まあ、声優さん達が、ネギまを元に集まったユニットのはずだから、こちらがそう考えていても良いよね。小さいライブハウスに集まる観客も、主にネギまファン、そして今日のゲストのまどかファンだし。もちろん、まどかもAice5で大きくなったとは言えネギま声優だし。つまり、このイベントは今では数少ない純粋なネギまイベントと言っても良いはず。
けどなあ、だからこそ寂しい。馬鹿盛り部はネギまから生まれて、確かに今では一人歩きしているユニットだろう。だから、活動に制約なんてないし、それで楽しいイベントを繰り広げてくれれば、それはそれで成功だろう。そういった意味では、今回のライブも、いつもどおりの雰囲気で、いつもどおりの楽しいライブになっていたと思う。
だけど、今、ここでやるべき事は「いつもどおり」じゃ駄目なんじゃないかなあ。
だって、今、ネギまアニメのファイナルが上映中なんだよ。その上映期間も何時終るか分らない、それが終ったらネギまのアニメは終了なんだよ。それなのに、これじゃまるで「親の死に目に・・・」みたいなもの。いや、正にそういう時期に折角イベントを開いたのに、一体これはどういうこと?と思わずにはいられない。
内容的には、まず最初はいつもと同じコントで、内容は「マリー・ポッター」。まあ、これは少しネギまと被るところが無いでもないけれども、やはりハリーポッターの方がメイン。それどころか魔法少女だから「まどかマギカ」を意識したり。
そして、歌は最近活動が活発なチャリティ系のオリジナルソングとかなつかしのアニソンとか。恒例のゲームコーナーもいつもどおりの飲み食いが絡むもので、今回はミックスドリンク中味当てクイズ。で、時間が無くなって、慌てて観客へのプレゼントを絡めたクイズコーナー。・・・トークもほとんど無かったし、ネギま全く関係ないよね。
観客も何時もの身内みたいなもので、非常に和気藹藹とした楽しいイベントだったと思う。だけど、それじゃ駄目なんだよね。
今、アニメのネギまが終ろうとしている中で、このイベントに参加するような観客、つまりネギま声優のファンたちはどこか鬱屈した気持ちを抱えているはず。そんな観客層が明確に分っているのに、それに対して何をすべきか考えて、このイベントを構成してくれていたのかな。たった一コーナーを削るだけでも、ネギまファイナルに対するトークコーナーとかは出来ただろうし、一曲だけでもネギまソングを、つまりハピマテを歌うくらいの事はして欲しかった。そうすれば、まどかファンとして久しぶりに来た人とかにも、より深くイベントの事が心に残っただろうし、そうなれば「馬鹿盛り部の意義」というものが上がったはず。
コンテンツが終わってしまうのは寂しいけど現実で、それに振り回されてしまうのは声優の側からすると大変な事かも知れないけれども、だからこそ、そういった波を見極めた活動を期待したいものだ。
という事で、終わり際に副部長がいっていたオールナイトトークライブ的なものとか、本当に実現させてください。それこそ、すぐにでも。早くしないと、ネギま終っちゃうよ。

SEIGI NO MIKATA

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