スフィア ライブ 2011 「Athletic Harmonies -デンジャラスステージ-」 国立代々木競技場 第一体育館

スフィアのライブは春にも行ったけれども、あの頃は震災後でなんだか落ち着かなかった。とにかくそのライブが成立した事自体を喜んでいたような気がする。
そういった意味で、なんだか、とても久しぶりにスフィアのライブを落ち着いて楽しんだ気分。そうなると、なんだか昔の事とか思い返したりして。ほんと、短い期間に、こんな凄い所まで来たものだと、感慨深い。
スフィアの前身というか、ミュージックレイン声優四人組の事を始めて意識したのは2007年の頃。東大で学祭イベントをやっていたけれども、先物買い的なファン活動は好きでは無いのでスルーしていた。というか、やはり後ろがビックだと偏見の目で見てしまう貧乏根性が、オタクの気質としてあったのだろう。
けれども、その後、戸松遥の声に一目惚れ(一聞惚れ?)して、イベントに通うようになってから、彼女達四人の事も意識するようになっていった。当時の戸松のイベントは当日まで満員にならなかったり、MCに豊崎が出てきたりと、ごく普通にアットホームなイベントで好感が持てたし。ミュージックレインとしても数回イベントに参加することが出来た。
けれども「けいおん」で全てが変わってしまった。・・・しまった、と言うのは良くないか。彼女達にとっては最高の方向に走り出したのだろうから。ただ、こちらとしてはその後イベントに参加するのも一苦労で、結局あまり接点が持てない時期が続いて、気がついたらこんなに大きくなっていた、という感じだ。
だけれども、この四人はやはり素晴らしいと思う。声優活動にしてもしかり、歌の活動にしてもしかり。しかし、それより何より、トークの際メンバーの誰かが言ってたけれども「まずキャラクターありきの私達」という姿勢が、アニメファンとして彼女達を追いかけている者として、とてもありがたい。
彼女達はしっかりと声優の仕事を取ってきてくれる。また、その歌もアニソンタイアップに必ず絡んできてくれる。これがバックの力なのかも知れないけれども、これが無い限りどんなに声優に思い入れをしても、どんなに素晴らしい能力を持っていたとしても、こちらの方から応援し続けるのは難しい。その点、このスフィアというグループは、アニオタとして「応援し続けざるを得ない」と言えるほどの強制力を持っている。(別にイヤというわけでは無いよ)ほんと、この活動の姿勢には頭が下がる。
彼女達は既にこんな大きな所まで来てしまっている。けれども、今後の成長が未だ未知数なくらい「まだ始まったばかり」という気配だ。一体どこまでいけるのか、興味が尽きない。
・・・あと、この日は寿美菜子の二十歳の誕生日で会場全員で祝ったり。まだ二十歳というと、アイドル声優としてはまだ早すぎるくらい。彼女の歌は4人の中でも最もバランスが取れていて、とても爆発力のあるアイドル的パフォーマンスが期待できる。この4人の中では最もソロ活動が少なくて、ある意味最後の隠し玉的な立ち位置にいるが、本当に今後の活躍が恐ろしいw。彼女がソロとして本格活動する時がくるのを期待して待ちたい。

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