魔法先生ネギま! 338時間目 恋する宇宙開発計画ハートマーク

もう、設定回収の嵐だよねw。物凄い勢いで、お話を閉じていっている。これが「最終回」に向けての加速でない事を祈るばかり。
さて、今回の設定回収は、ネギの魔法世界救済法について。赤松先生のことだから、絶対ベタでくると思ってはいたけれども、ほんと直球だった。

もう2年も前か。先日の始まりの魔法使いの正体についてもそうだったけれども、ある意味、ネギまにおける秘密の提示は、この2年前に既に出きっていたんだよね。後は、それを如何にして面白おかしく引き伸ばして見せるかに腐心していただけとも言える。考察系のこのブログが続かなくなる訳だ。(とサボっていた言い訳を・・・)
しかし、誰もがそう思うはず。もうあの頃からSFだったし、テラフォーミングという言葉は超によって既に語られていたのだから。
けど、今回、ネギ君がかなり不思議な事を言っていた。結構大きな問題が一つ浮かび上がってきている。
ネギの計画の主旨は、
火星をテラフォーミングをする→火星が生命に満ち溢れる→生命によって魔力が維持される→魔法世界も維持される→バンザーイ \(^▽^)/
という事らしい。
しかし、これって二つの点で疑問がある。
ひとつは、魔力の源が生命である、という事。これは、ネギま世界の中で明確にされていたっけ。それどころか、実際には「気」の源が生命である事に対して、魔法はその存在自体が謎的な位置づけだったように思う。だからネギの「闇の魔法」にも説得力があったりした訳で。ネギま世界において魔力はどうやら精神と密接に関係する。けれども、その存在は世界中にあるのに、それがどこから来たのかは不明、だったのでは無いだろうか。
ネギの言っている崩壊の回避が、生命から魔力が生まれるからなのか、生命があるところに魔力が留まるからなのか、どちらか不明ではあるが、どちらにしても、魔力の今までの設定と色々矛盾が生じるのではないか。
そして、もう一つの疑問が魔法世界の魔力が枯渇しているという事。それが魔法世界崩壊の理由だという。まあ、枯渇するから崩壊というのはありえるとして、その枯渇する理由が、火星に生命が無いためというのは、更なる疑問を提示する。
何故魔法世界は火星に作られたのか。なぜ、魔法世界は生命溢れる地球よりも魔力に満ち溢れているのか。
もし火星に魔力が無くて魔法世界が崩壊するのならば、もともと生命溢れる地球に異界としての魔法世界を作れば良いのではないか。その方が、テラフォーミングなんて、二世界の衝突が起こり得る可能性から逃れられない方法よりも現実的ではないか。
だいたい、以前「異世界崩壊は避けられない」と言っていたが、それは地球のように生命が満ち溢れている所では、その理論は通らないのではないではないか。何の意味も無い論文だったという事になる。
それに、ネギ君、ダイオラマ球の中で、どうやってテラフォーミングの理論を作り上げたの?それって、現代科学の応用であり、それを実現させる為には国際政治学財政学的な思考が必要で、試験管の中の実験では絶対に証明する事は出来ない。
結局、始まりの魔法世界がどうして魔法世界を火星に作ったのか、そのあたりにも謎があるし、ネギの計画はその真実が明らかになることによって、すぐに大ピンチに陥るような気がする。
ただ、異世界人を生き延びさせて、難民にもならずに平和な生活を送らせる為には、魔法世界そのものが存続する計画じゃなくちゃ駄目なんだよね。そういった意味では、ネギの計画は最もハッピーな結論だし、ここからあまりぶれる事があると、かなり辛くなるので、そうあって欲しくは無い。
ある意味、今後の展開は予断を許さないと言ったところだろう。
後、魔法世界には、始まりの魔法使いと魔力に関する謎の他に、もう一つ、表に現れ辛い大きな謎がある。もしかしたら、この謎が問題解決の糸口として使われるのかも知れないけれども・・・、それを考察し始めたら更に長くなるし、まだ明確でも無いので、今は様子見かな。

DVD付き初回限定版 魔法先生ネギま!(36) (講談社キャラクターズA)

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