あやかのパクティオーカードの真価

フェイト:いや、このカードの真価は他にある。なぜなら・・
一同:何故なら?
フェイト:・・・いや、これは言わぬ方が良いな。
明日菜:えー! そこまで言っておいて教えてくれないの?
コタ:そやで。ナニもったいつけとんのや。
フェイト:いや、これは君たちのために言わないのだ。おそらく、知ると皆が不幸になるからな。
明日菜:え・・・
コタ:な、なにいうてんのや。それっていったい・・・
あやか:い、いやですわ。わたくしのカードになにか問題があるというのですか?
フェイト:端的に言うと、・・・そうだ。
一同:・・・!!
SE(しーん)
ネギ:・・・フェイト、それならばなおの事教えてくれないと。いいんちょさんアーティファクトの問題ならば、皆で知っておかないといけないよ。
一同:(肯く)
フェイト:・・・。それもそうだな。気が進まないが、皆で知っておかないとならないことでもあるかもしれないしな。
一同:・・・
フェイト:知って僕を恨むなよ。
コタ:くどいで。さっさと答えんかい。
フェイト:・・・。このカードの真価はな・・・
一同:・・・
フェイト:ネギまの最終回を急速に早める事が出来るのだ。
一同:なんだってーーー!!
コタ:それはいったいどういうこっちゃ!
ネギ:そうだよ、フェイト。理由を教えてよ!
フェイト:説明するぞ。このカードの能力はどんな人物でもアポなしで面接できるというものだな。それはつまり、どんな人物でも、逃げる事も隠れる事も出来ないという事だ。
ネギ:・・・!!
フェイト:ネギ、君の、次の最大にして最後のミッションは何だ。
ネギ:父さんとの、始まりの魔法使いとの戦い・・・
フェイト:そうだ。「彼」は、今僕たちが進めている計画の阻止にまわっている。「彼」と相対し戦うことこそが、全ての決着になると言ってもよい。しかし、「彼」の力は未だ強大だ。図書館島ダンジョンの最下層という居場所が分っているとはいえ、そこで抵抗されたらかなり困難だ。墓守り人の宮殿に居た僕に君が戦いを挑んだ時、一体何週間かかった?
ネギ:出発したのが292時間目で、君と直接戦い始めたのが318時間目だから、26週間かな。
フェイト:そうだ。僕でさえ約半年、単行本二巻以上に及ぶ期間、抵抗する事が出来たのだ。それに「彼」は大ボスだ。「彼」の力は僕の非では無いぞ。一体何週間かかるか想像も出来ん。
しかし、このカードはそんなネギまの連載を継続させる事ができるネタを全てキャンセルしてしまえるのだ。ネギ、君が思い立ち「彼」に会おうと思えば、次の週にでも会うことが出来るだろう。
一同:・・・
フェイト:ネギ、君が「彼」に会うことが出来たら、その時ネギまの最終回となりえることは承知しているだろう?
ネギ:・・・うん。
フェイト:このカードはな、赤松健にいつでもネギまの最終回を書かせることが出来るという、ネギま最強にして最終的なアイテムなんだよ・・・!!
一同:ガーン、ガーン、ガーン・・・
fin
・・・わ、笑えないorz