魔法先生ネギま! 342時間目 代償の正体!

なんだか、明日菜はもう死んじゃった人みたいな感じだなあ。(´Д`)
何処か遠くに行く事が決定していて、最後のご奉公みたいな雰囲気になっている。やはり昔と同じ立場に戻ってしまい、魔法世界に、ある意味「囚われる」道を自ら選んだ、という事なのかもしれない。
・・・けれども、これってファンにとっては僥倖? だって、これはネギま存続のフラグだよね。
先週も書いたけれども、これは明日菜の救いには全然なっていない。それどころか、一旦は曲がりなりにもナギが成功させた「アスナの開放」を、ネギ自身が元に戻してしまったという事でしょ? これでお終いのはずは無い。
ネギにしてもそう。ネギの代償については、ほぼ既に明らかになっていたとおりだったけれども、これに対して、クルトが注釈をつけているところがポイント。だって、彼の言っている事が正しいわけが無いw。クルトは、言った事が一見正しそうに見えて、実は全く逆の事を言ってしまう残念キャラとして設定されている。彼に注釈させた時点で、赤松健にこの設定を覆す気が、かなりの確率でありそうと推測出来る。
つまり、赤松健、この先書き続ける気があるんじゃないだろうか。結構希望がでてきたよ。(*゚▽゚)/゚・:*
ところで、今回のお楽しみは、エヴァの術式武装だろう。これって、属性魔法の最高位みたいな物なので、その二つの属性魔法のぶつかり合いというのは結構燃える。
けれども、属性魔法って相性があるんだよね。描写では単なる力のぶつかり合いみたいだったけれども、もう少し違う描き方をするならば、相性によって一瞬にして勝負が決まっちゃう、みたいなものもありえる。
この事について少し考察してみたい。
ネギの「雷」の属性は、四大元素にすると「風」。そして、エヴァの「氷」は、「水」。この二つの元素の相性はというと、風の方が強い。風>水>火>地>風。だから、ファンタジー的に描けばネギが属性的に優位に立って、エヴァを一蹴する描写もありえるはず。
でも、このようなバトルにおいて表現されている事を、科学的に考えてみると、どうだろう。
つまり、エヴァの氷は、結局「冷気」「低温」という事だと思う。そして、ネギの「雷」は、まあ「電気」「電子」だろう。この二つの要素がぶつかるとどうなるか。
超伝導とかいって、低温だと電気が通りやすくなるという現象がある。だから、四大元素的に風>水の一面もある。けれども、それは主に金属などが特殊な状況になった時の現象。ほとんどの場合、電子伝導率は温度の低下と共に下がっていく。では、「氷」>「雷」なのかというと、まあそういう面が大半だろう。けれども、どんなに温度を下げても(絶対零度に近づけても)、電子は止まらない。ネギはその電子の究極技だろうから、エヴァの氷に対して充分対抗できるはず。
実際的には、温度対電子という、全く違う存在の戦いなので、かみ合わないというのが正解か。電子を大量にぶつけて相手にダメージを与えられればネギの勝ち、低温で術者の活動を止められればエヴァの勝ち。つまり遠距離攻撃対近接攻撃の戦いという側面があるかもしれない。
なんにしても、結局勝負を付けるのはガチンコの力のぶつかり合いという事になり・・・あれ、描かれている事と同じだなw。さすが赤松健。ちゃんと考えているなあ。