ネギま世界の時間の流れ 閑話休題「魔法世界創造時期の仮説」

ネギま」のというか、まずは魔法世界の時間の流れについて考えてみる。これも、かなり大きな謎が隠されていそうな部分。
まず、明石教授の言葉「世界観の繋がりが絶たれると両世界の時間の流れに差が生じる」というものから、どんな事が推測出来るだろうか。これは実際に、フェイトによって短期間ではあるが一旦断たれた事で時間の流れの差が出ていたので、間違いの無い事だろう。その差は4倍から5倍だとか。
今、魔法世界とのつながりが復活しているが、それが以前はもっと長く断たれていた時期があるらしい。アリアドネーの歴史教授によると、魔法世界と現実世界が繋がったのは一世紀ほど前だという。それ以前に両者の繋がりが有ったのは数千年前とも言っている。この数千年については、この魔法世界を作った「始まりの魔法世界」の生きてきた期間が2600年らしいことから、2600年前に魔法世界が出来たと考えてよいだろう。そして、数千年間繋がりが無かったと認識されているほどなので、魔法世界が出来た直後から、現実世界との繋がりが断たれていたと思われる。魔法世界の成り立ちからして、どうやら現実世界からの脱出だったようなので、その可能性は高いだろう。
となると、魔法世界と現実世界の時間の流れはこの数千年「差が生じて」いるかもしれない。正確には、魔法世界的には2600年−100年=2500年間が、現実世界の4〜5倍にされていると考えてもよいだろう。これを5倍だと仮定すると、つまり魔法世界の創造は、現実世界において500年+100年=600年前であった可能性があるだろう。
そして、この600年前だが、もう一つの過去の時間と符合するかもしれない。それはエヴァ誕生の頃。
100年戦争の期間は1339年から1453年まで。つまり、始まりの魔法使いが、自身の「不滅」を研究していた時期と符合する。始まりの魔法使いにしても、自身の研究がエヴァによって成功し、永遠に存在し続ける事が可能になったからこそ魔法世界の創造を行い、それを見守り続けたのかも、という推測は成り立つ。
つまり、魔法世界は、600年前に作られた可能性は、結構高いだろう。