ギルティクラウン 構成メルトダウン

うわー駄目だ。脚本崩壊しているw。
やはり、力負けするような脚本だと、盛りだくさんの設定に負けてこんな事になってしまうのかorz。
前々回から視聴率が下がったというのは、まあよく分かる。それってこの手の作品の宿命。ノイタミナだと男女共に見られるアニメというイメージが付いているけれども、この作品はあからさまに男オタク向け。ヒロインが「ほんとだよ」とか媚一杯に語りかけた時点で、ほとんどの女子は見なくなってしまうだろう。女の子は、男に都合の良いヒロインは「大っ嫌い」なんだよね。男共が、ヒロインを食っちゃうようなイケメンが大嫌いなように。このあたりが、この作品のコードギアスとの大きな違い。ジェンダーを意識しないで、男オタク向けのみに作る方向性ということだ。(いいぞ、どんどんやれーw)視聴率が半分になるのも当然。
まあ、それは良いのだけれども、今回の展開は、流石に呆れた。もう、作品がメルトダウン起しているレベル。
前回、説明が足りないという苦言を呈したけれども、実際には、説明不足だけでは作品は崩壊しない。作品のエンタメ密度を高める為に、あえて謎を提起する為に、説明を削るというのは良くある。最低限の説明で綱渡りのように進んでいくのが、最も理想系のエンタメとも言える。
しかし、その説明不足からいくつかの矛盾を感じた視聴者が、それを作品自体の誤り、構成ミスと確信してしまうほどまでに、その不足が大きくなってしまうと、もう取り返しがきかない。
というか、もうどう考えても今回の展開は、御都合主義のために適当な設定を繋ぎ合わせている、としか認識出来ないレベルでしょ。(^^;
どうもこの脚本家、視聴者の想像力を理解していない。・・・視聴者の想像力を想像する想像力が無い。この作者は、視聴者はただ単に作品内で説明した設定だけで物語を追っている、と思っている。視聴者にも知識があり、与えられた情報から独自に作品世界を想像したり矛盾点を認識する、という当たり前のことに気付いていない。だから、視聴者にとって、常識的に考えてこれっておかしい、という所が山ほど出てきてしまうのに気付かないのだろう。
うーん、この作品、馬鹿話をゲラゲラ笑って楽しむしか出来そうもない。今回も、途中で見続けているのが辛くて、一旦止めて笑い転げてしまったよ。
これ以上感想書いても非難がメインになりそうだし、書くのはここまでかな。