アクセル・ワールド/ソードアート・オンライン アニメ化に対する期待と不安
取りあえずは、今のラノベの主流である(と信じている)、ネット世界を題材にした、川原礫2作品のアニメ化に超期待。
これは、今までのアニメの作り方ではダメで、全く新しい作り方をしないと、作品の良さが出てこないと思っているのだけれども、それが出来ているかどうか。そういう意味では、期待というよりも、不安の方が大きいのだが。
この作品の良さは、ネットゲームであることが作品の魅力に繋がっているところなのだけれども、それを表現する為には、つまり、ネットゲームである事をアニメで表現しなければならない。
具体的には、ゲームのパラメータがちゃんと視覚化されているかどうか。
人の人生や命が、パラメータという実に安易なものにすり替わっているという、ゲームの凄みと怖さ。これを表現できなければ、単なる昔ながらのバトル物、ファンタジー物になりかねない。つまりは、この二つの作品をアニメ化する意味が無い。
いっそ、アニメ制作とは別のラインで、視覚効果部門がオリジナルのゲームを作っておいて、それをアニメに張り合わせる位の手間を取らないと、その効果は現れないだろう。そんなことが出来るのか。そう思うと、やはり不安は大きい。
それから、もう一つの懸念としては、両作品ともまだ終っていない作品なので、よくある「アニメオリジナル最終回」が用意されないかという事も。これは、オリジナル作品を多く手がけてきたサンライズのアクセルワールドについて、特に懸念されるところ。
どちらにしても、次代を切り拓く作品にも成り得るので、大切に作って欲しいものだ。
- 作者: 川原礫,HIMA
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2009/02/01
- メディア: 文庫
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