日本工学院卒業公演2012 リーディングミュージカル「星の王子様」 日本工学院専門学校3号館B1片柳記念ホール

久しぶりに蒲田に行ったけれども、驚いた。なんだこれ。日本工学院てこんなに大きな学校だったっけ。滅茶苦茶広くて綺麗になっていて、唖然としてしまった。まるで別世界だよ。
そして、この公演も、とっても綺麗で立派なホールで行っていた。もう、お金取らないと勿体無いくらいだよ、とか会場見ただけで思ってしまう。
今回のお目当ては、もちろん清水愛。またもや彼女のイベントに出遅れて、昨日彼女のツイッターでやった事を知り、二日目に慌てて駆けつけた。
「星の王子様」のリーディングミュージカルとのことで、どのようなものかも少し疑問だったが、見てみて納得。基本はリーディング劇なのだけれども、王子様と飛行士だけはリーディング役とミュージカル役との二人で演じ、ミュージカルのパートが時折挟まれるという構成だった。単に朗読劇だけではないので、演出的に動きがあって面白い。やはり、学生の演技だから、演出面でも少し凝ろうという配慮かも。
とは言え、さすがにみんなこれからプロになろうという人たちなのだろうから、なかなか良かったなあ。なんというか、全ての演者がその役にとても上手くはまっていた。一人一人が輝いていた。今すぐにでもプロとしてやっていける人もいるだろうし、もしかしたら既にやっている人とかもいるのかもしれない。
で、清水愛の役は「きつね」。「星の王子様」ではキーパーソンともいえる役で、これはもう、さすがに貫禄の立ち回りだった。とっても可愛らしい役どころで、かつ含蓄のあるセリフを軽くこなしているあたり、流石の演技だった。久しぶりに生で彼女の姿を見て声を聞いて、満足。そういえば、最近大怪我をしたとかで、心配していたのだけれども、もちろんそういった気配も全然無く、安心できた。
この公演について言うべき事はというと「もっと、広報をしっかりして欲しい」ということかな。
折角清水愛を呼ぼうというのだから、一般の人にも見て欲しいという姿勢があったはず。それなのに、清水愛ツイッターからじゃないと知ることが出来なかったのは残念。実際に、観客の大勢は学生の家族とかで、清水愛目当ては結構少数だったように思う。きっと、専門学校のホームページに載せて、それ以上の広報はしなかったのかも。・・・どんなに優れた芸でも、それを見てくれる場を作らなければ、それは存在自体が無かった事も同じ。広報とか営業とかは、何よりも重要な事だと認識する必要がある。
とは言え、非常に良いものを、静かな環境で堪能する事ができて、個人的にはとっても満足。