女性声優の声に感じる色 私的一覧

折角なので、女性声優の声に対して、個人的にどのような色を感じているかをまとめておこう。これは、声優ライブにおける一般的な「基本色」では無いのだけれども、やはり、それにひきづられている部分もあるだろう。

おそらく、彼女の基本色「青」は水樹の「水」からきたのだろう。実際の所、彼女の重要なヒットナンバー「POWER GATE」など、彼女の歌は青春を意識させるものが多く、その爽やかさに青色は相応しい。しかし、その歌の力が強くなってくると、青色だけでは収まらなくなる。その熱さ、輝きを表現する為に、彼女のライブでは「黄金」のUOが頻繁に使われる。その中で、「POWER GATE」などもUO曲として認識される様になっている。
しかし、彼女の本質は「赤」にあると思う。彼女の声そのものからは「情熱の赤」を感じる。それも、輝きを放つメタリックな「輝く赤銅色」を感じていたりする。

徹頭徹尾「ピンク」。少女を象徴するピンクは、田村ゆかり自身も愛するゴスロリファッションの基本色でもあり、彼女の声自体も、正に少女をイメージする甘いロリ声であり、もう、この色から一切のブレが無い。一時、白い悪魔を演じた時にUOが流行ったが、本人の希望でそれもなくなった。彼女のライブで他色ケミカルを折るのは、周りのファンから「自分も」折られる事を覚悟すべきだろうw。
あえて言えば、彼女の精神的に大人なイメージから、ドきついピンクよりも、「少し紫かかった淡いピンク」がイメージされる。

一応「青」が基本色となっている。これは、やまなこの活動で田村ゆかりとの色分けから始まったものなのだろうか(このあたりはよく知らない)。彼女自身の声から考えても、涼やかで冷静さもあり、青は相応しいと思える。
ただ、彼女の声に対し、青は少し物足りない気持ちが強い。そのキーンと響くような少女の声の輝きは、涼やかさを超えて、光そのものだ。光りは無色の煌めき。あえて色をイメージすれば透明な黄色の光であり、言わば蜂蜜のような「輝く琥珀色」だったりする。光が七色に輝くように、彼女のライブでは曲毎に積極的に色を変えていきたいと思える。

基本色は「青」。これはハルヒ長門のイメージカラーからも来ていると思うが、彼女の声のイメージにもぴたりとはまっている。
彼女の声は非常にメタリックな響きを持つ。非常に硬質で細やかな響きで輝きがある。この音から連想されるのはやはり「月の銀色」であり、そのイメージはとても強い。
銀色も言わば無色の光といえ、瑞々しさを帯びれば青に、清廉なイメージでは白に、暖かなイメージでは黄色にと、やはり七色に変化するだろう。因みに、彼女の語り声は、温かみのある「実り」の「小麦色」をイメージする。

基本色「オレンジ」は彼女自身の好きな色らしい。しかし、これこそがある意味「罠」であり、大変なことになるw。というのも、彼女の声質は「黄金色」と思える。黄金とはつまり最も強い光であり、それは正にウルトラオレンジだからだ。彼女が望む彼女の声を表現するのには、UOが最も望ましい。彼女のライブでは大量のUOが消費されるwことだろう。
彼女の声質の強みは、どんなにふくよかな声を出しても、豊かに響く所にあるだろう。その響きは、他に類を見ないほど声を煌びやかに輝かせる。温かみのある色合いを強めても、輝きはより一層強まるだけ。それは正に「太陽の色」と言える。

基本色は「緑」。これは、彼女のセンス溢れる知的なパーソナリティからも当てはまっていると思える。
しかし、彼女の声は、歌声も役の声も非常によく作りこまれたふんわりした少女らしいソプラノであり、声そのものからイメージする色は実は「淡いピンク」だったりする。ゆるゆりからこちらが定着する可能性もあるかも。
なぜだか少女声を出す声優には、声のイメージはピンクなのに本人のイメージは緑ということが良くある。精神的に抑制のきいた声優だからこそ、その少女声を引き立てる技も持ち合わせているのかもしれない。

基本色「ピンク」。実は、これについてスフィア4人の中でも最も違和感を感じていたりする。というのも、彼女こそ「緑」が相応しいと思えるから。
彼女の声は非常に熟成されている印象がある。声の響きも安定していて、とても豊かだ。その歌声は、時に人の領域を越えるほどではないかとも思わせるほどであり、それは自然を連想させる。それも青々とした森のイメージだ。なおかつ、強い響きも感じさせるそれは「メタリックな緑」に見える。
役柄として少女を演じる時のイメージだけ「ピンク」に感じる時もあるくらいだろうか。

基本色「紫」。この色は大人びた雰囲気に相応しいのだが、スフィア最年少の彼女にして、その雰囲気にピタリとはまる。
彼女の声は、少しふんわりとしていて、ふくよかさもある。霧のかかったようなイメージから淡い紫が近いだろう。さらに注文を付けるとすれば、彼女には色気があり、当然少女の色合いもあるので「淡くてピンクがかった紫」という感じだ。なんかエッチだなあw。

基本色はおそらく「緑」で確定だろう。これは超ラジ!girlsの色から来たものだが、彼女には結構合っている気がする。
彼女の声は突き抜けるような高音であり、その声の響きも非常に細やかだ。少女的な声ではあるものの、その声質はどこかクールに突き放したところがある。光の輝きのイメージである透明な黄色が、少しクールさをたたえたような「黄色がかった淡い緑」といったところか。

彼女の本格的な活動はこれからだが、まあこれも、おそらく名前から「緑」だろう。
どうも、子役出身の声優のイメージは、全体的に緑になるような気がする。というのも、若くして活躍するため輝きのある黄色がベースになり、あわせて業界を理解した冷静さから青み掛かるので。彼女は正にその典型的なイメージ。声は粘るようなイントネーションを特徴とし、非常に抑制された高音で様々な声色を出す。その様々に変化する様から、光を取り込む「透明な濃い緑」という感じだ。

けいおん」ライブでは「緑」。彼女の名前からも緑を連想させ、ツンデレでクールなあずにゃんのイメージからも、これはピタリとはまっている。もしかしたらこれが定着するかもしれない。
しかし、彼女がこれからリリースする曲を聴いてみると、クールなイメージを一掃して、彼女の声の本来の魅力である「甘い声」を前面に押し出している。彼女の甘えるような、少し鼻に掛かりつつも澄んだ高音は、「透明な赤みの強いピンク」をイメージする。
ピンクは、彼女自身が望むイメージになる可能性もあるだろう。彼女がライブをする機会があれば、その時のグッズなどで決まってくるかも知れない。

RO-KYU-BU!ではリーダーの「赤」だった。また、彼女も子役出身であり、本人の性格的には緑的なところがあるかもしれない。
しかし、彼女の声は、それらをほとんど感じさせない。声質は本質的に綺麗なソプラノであるにもかかわらず、息の音を多く含ませた、淡くも悩ましい少女の魅力を表現する。その靄にかかった様な、少女の魅力溢れる声は「霞むような淡いピンク」をイメージさせるだろう。それは、名前のイメージとも近しく、おそらくこれからの彼女自身の展開でもそうなると思える。

彼女の場合は少し複雑だ。中川かのんとしてならば髪の色から「ピンク」が基調となるだろう。しかし、それは東山奈央そのものの色ではない。
彼女の声はとても落ち着いていて、温かみがある。少女らしさもあるのに、その根底には自分を強く持った信念的なものを感じさせる強さがある。また、奈央という名前からも「中心」のイメージで、それは赤みを帯びている。少女の黄色を持ちつつ、赤が基調。「赤に近いオレンジ」というのが、彼女のイメージだ。
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やはり、性格などを知ることにより、そのイメージが細くされているところがあるのだろう。特殊感覚のない凡人として、音そのものの純粋な色を感じる感性は、なかなか持ち得ないと思える。
しかし、この個人的に感じる「色」を、実は他の多くの人も同じ様に感じているとすれば、どうだろう。それはそこに実在している色と同じだと思う。
声優ライブにおけるサイリュウムは、そんな感覚の共感を確認する事が出来るアイテムであると思う。
ほんと、ライブでサイリュウムを振るのって、快感だよね。