ネギまを途中で放り出してしまった人のための「あれってどうなったの?」 その2 ナギ編

  • ナギは今まで何をしていたの?

ネギの父ナギは、「始まりの魔法使い」に体を乗っ取られ、自らを麻帆良学園地下に封印していました。
ナギの行動は、物語の中で断片的に語られているので、改めて確認してみます。
まず20年前、魔法世界で始まりの魔法使いを倒し、英雄になりました。しかし実際には、始まりの魔法使いは滅ぶ事なく、ナギの師匠ゼクトの体を乗っ取って逃げてしまいます。また、儀式の道具とされたアスナは儀式と共に封印され、王都オスティアも壊滅してしまいます。ある意味、良いとこ無しの「勝利」と言えます。
その2年後、彼の想い人であったアリカが政争の道具とされて処刑されることになり、それを助けたがために、一転、魔法世界のお尋ね者とされました。
その後、ナギはアリカやアラルブラと共に始まりの魔法使いを滅ぼすこと、アスナを解放することを目標に行動していたようですが、このあたりの足取りは不明瞭です。
まずアスナを解放し、現実世界へと戻っています。アスナは元々不老の存在なので、始まりの魔法使いを封印するまで成長していなかったと思われます。つまり何時解放されたのかは分りません。
15年前にはエヴァ麻帆良学園編入させていますが、その頃ナギは一人で行動しており、始まりの魔法使いの封印と明日菜を成長させる方法を探して、現実世界の各地を彷徨っていたものと思われます。もしかしたら、既にアスナを解放出来ていたのかもしれません。
そして10年前のネギの生まれる前の年、行方不明となります。この時、ナギは再度始まりの魔法使いを倒したものの、今度は自分自身が体を乗っ取られたようです。ただこれは、始めから自分に取り込んで自らを封印する計画であった可能性が高いでしょう。
その封印の地として麻帆良学園を選んだのも、オスティアとゲートで繋がる最も重要な聖地として、それなりの理由があったのでしょう。ネギが麻帆良学園に呼ばれたのも、最初から意味があっての事だったと思われます。

  • あの雪の日、ナギはどうやって現れたの?

5年前の雪の日、ナギはネギを助けるために現れました。確かに、ナギは生きていました。しかし、その時既に始まりの魔法使いの封印の為、麻帆良学園から動けなかったはずであり、どうやって現れたのかは不明です。ナギはあまり小細工を弄する人ではありませんので、推測も限られてくるでしょう。
推測の一つとして、どうやらナギの生存とその居場所を最初から知っていたらしいアルと協力して、一時的に封印から外れたという事が考えられます。アルの身代わり能力があれば、何か出来たかもしれません。しかし、かなりのリスクがあるでしょうし、ただ助けるだけなら他の手段もあるでしょうから、そこまでする理由があまり見出せません。
もう一つの推測は、超の計らいによるもの。つまり、別の時間軸で、自分の子供のピンチを救わないかと超から誘われたというものです。もう、こうなると何でもありですね。ただ、ある程度歳をとっていることと、成長したネギを始めて見た様子から、誘われたのは現実世界放浪中のナギになると思います。
他にも、他人が騙っている(ネギ本人とか)という推測もありますが、ネギの動機の根本的な部分でもあり、あまりそのようなものであって欲しくないと思います。