國府田マリ子Live House 2nd in 晴れたら空に豆まいて

ふと思い立って参加。先日、丹下桜トークイベントに行って、もっと声優の歴史をしっかり追わねばならん、という気持ちが湧き上がったのが理由の一つ。それ以前に、府田マリ子のライブについては予てから一度は参加したいと思っていたので、本当に丁度良い機会があったというわけでもある。
という事で、ライブ中に彼女からも聞かれたのだが、初ライブだったり(生歌としては、DROPSのツアー最終公演以来だが)する。マリ姉の声は馴染みも深いが、オリジナルソングはそれほど勉強しているわけでは無い(もし聞いていたとしても何年も前で忘れている)ので、5・6曲くらいしか分らなかったり。
けれども、充分楽しいライブではあった。
まったくもって声優という存在は、「声」を武器にしているので、何時まで経ってもその力が衰える事が無いというのが、本当に凄い。さすが往年のトップアイドル声優と言って良いだろう。
ただ残念なのが、声は少女のままなのに、彼女自身がトークで年齢の事を自虐的に語ること。彼女が「あの声」を出せるということは、彼女の中には未だに「少女」がいるはずなのに、それを大人の人格としての彼女が表に出す事を照れている。確かに、国府田マリ子は歯に衣着せぬトークも売りにしていただろうから、こういった態度にならざるを得ないのかもしれないけれども、しかし勿体無い。ファンは、國府田マリ子にやはり少女の面影を求めるのだし、そこは照れ無いで欲しい。彼女の持ち歌はやはり少女のものなのだから、それを表現するライブハウスという異空間では、彼女自身が少女で居て欲しい。
ここに集うファン達も当然熱いファンが多いらしく、コールにも結束力が感じられた。警報の無いPPPHなんて、最近あまり無いよねw。
変わらぬ歌声には力が篭っているし、ファンも熱いし、実に良いライブだった。

國府田マリ子 パーフェクト・ベスト

國府田マリ子 パーフェクト・ベスト