ジュネス春の大感謝祭ジュネス春の大感謝祭!-PERSONA4 the Animation festival- TOKYO DOME CITY HALL

監督の岸誠二は、原作本を読むとき、極端に読む速度が遅くなるという。作品をアニメの演出としてイメージ出来るよう、作品に寄り添い検討するためとか。単に物語を映像化するのでは無く、作品の世界観も考慮したうえで物語を映像として構成していく、そういった誠実さを感じさせる監督であり、正に、ペルソナ4もそのような作品だった。
過去にPPGでアニメ化された作品は幾つもあるが、ここまで楽しめた作品は他に思い浮かばない。実はゲームの方はやっていないのだけれども、きっと、ゲームの楽しさの再現度もかなりのものなのだろうと推測できるほど、「RPGをやっていて感じる楽しさ」みたいなものを、このアニメを見て感じる事が出来る。久しくゲームはやっていないのだけれども、これはゲームもやってみたいという気分にさせてくれたアニメだ。
ということで、大いに入れ込んでイベントにも参加。いや、参加して本当に良かったと思える、正に「大感謝祭」だった。
とにかく、キャストが豪華。浪川大輔森久保祥太郎堀江由衣小清水亜美関智一釘宮理恵朴王路美山口勝平と主役が全て揃った上で、更にサプライズゲストとして、神田朱未真殿光昭、さらには大原さやかが登場し、総勢11人という、ありえないほどの豪華な舞台に。いやほんと、声優の格から言っても相当凄いでしょうこれは。全員一級の主役級だ。
そんなキャスト陣が、ジュネスの屋上をイメージした舞台に上がって、談笑しながら本当に用意されたファストフードをパクついたり。その光景を見ただけで作品世界を思い返すことが出来、なんとも幸福な気分にさせてくれる。
更に、生アフレコでは「ゲーム二週目」を想定した題を4本もやったのだけれども、これがゲームの展開で有りえる無茶展開を使ったりして、やりたい放題。クイズコーナーでは、シチュエーションからキャラのセリフを考えるというものだったのだけれども、得点の高い答えをそのキャストに言わせることが出来ることから、やはりやりたい放題。りせちーの「おっぱい」とか、直斗の「×××」とか、ヤバイ感じに。最後には舞台上で浪川が「襲われて」前ボタン全部外されたり。観客の2/3が女の子なものだから、もう場内歓喜の悲鳴の嵐w。
もちろん、OPとED、更には最終話EDも歌ってくれた。全員で大合唱になったりして。
また、監督も駆けつけて、再編集版とトゥルーエンドを組み合わせた劇場版が公開されることも発表されたり。
なんというか、客を楽しませる為にやれる事は全てやる、という姿勢が感じられる、実に素晴らしいイベントだった。
ペルソナ4としては、ゴールデンや劇場版の他、アリーナの展開とかもあるし、その勢いは未だかなりのものだよね。すぐにでも、ペルソナ4の完全続編としてのペルソナ5が、アニメ化と併せて企画されてもおかしくない、とか思ってしまった。期待したいところだ。

ペルソナ4 PlayStation 2 the Best

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