能登有沙Arisa Collection 2012〜ザ・フレッシュウォーターズNEXT〜 HOLIDAY新宿

実を言うと、彼女に関しては未だ「声優」という認識をしていない。したとしても、駆け出しの新人でしかなく、青田刈り的な感じはあまり好きでは無いので、本来であれば接点を「持つべきではない」とすら感じている。
しかし、彼女に関しては、一つに「StylipS」の一員であるということ、もう一つに、RO-KYU-BU!の「師匠」という側面があり、ある意味「恩人」ではないかとすら感じている。
最近感じているのだが、声優事務所スタイルキューブはかなり特殊な存在では無いかと思える。かなりアイドル的な人材を輩出できるのに、声優養成を主として認められつつある。正にアイドルと声優のハイブリッドな感じだ。
これは結構特殊で、今までは、元アイドルでも声優的な雰囲気に染まらざるを得なかったり、アイドル的なままだと弾かれたりということが常だった。そのくらい、アイドルと声優の壁は厚く高かった。こういった両方の要素を保ち続けている存在は、有る意味今だからこそ受け入れられそうとも思え、もしかしたら、この事務所はその先駆けとして、これからのアイドル声優という業界の、一つの転機になっているのでは無いかとすら感じている。つまり、アイドル声優という存在が、一つ上の段階に上がるとか。・・・まあ、今後の展開にも拠るのだけれども。
そして、そんな事務所にいる、アイドル10年選手の能登有沙という存在。彼女の歌と踊りを見るにつけ、その錬度は実に素晴らしい。そして、彼女自身アイドルと声優のどちらにも立ち得る「心根」を持っている。もし、「一段上のアイドル声優」という存在が、これから主流になっていくとするのならば、もしかしたら、彼女こそその「母体」となっているのでは無いか、「新アイドル声優の素体」そんなことすら感じている。
・・・少し未来を想定しすぎて、傍から聞くとバカらしい事をいってるかも(^^;)。
しかし、能登有沙については、今彼女に対して、敬意を持って接しておきたいという思いを持っている。今はまだアイドルとしての活動がメインなので、どうしても少し距離を置いてしまうが、それでも、彼女の事は常にウオッチしておきたい。