クロジ第11回公演 かみさまのおかお 二日目 俳優座劇場

初日と二日目でダブルキャストとなっている役が一つある。教祖の姪であり、役の中で唯一まともな性格。それなのに、教祖の後継者に仕立てられかけるなど、この顛末の犠牲者になりかける。有る意味、囚われの姫君役ともいえる。それを藤田咲福圓美里が演じる。
藤田咲は少しお姫様的な要素があるので、後継者としてはまる感じで、福圓美里はとても人情味溢れる感じが出ていて、物語的に意外性を与えていた。
他の違いはというと、能登の舞台後挨拶で、初日は役を演じきった直後で役から帰ってこれなかったからか、少し呆けていて、役そのものの神々しさを感じさせる佇まいだったのだが、二日目は笑顔で観客に応じていた。・・・少し安心したw。