『まおゆう魔王勇者』放送直前イベント「駄肉祭」 山野ホール
このイベントについては、二つの意味でとても価値を感じていた。一つは、原作が好きであるという事。もう一つは、ゲストの豪華さ。
原作については、ネットで公開されていた時に読んで、やはり相当な衝撃を受けたものだ。手詰まり感のある昨今のエンタメの「向こう側」を、一つの手法で見せているあたり本当に素晴らしい。基はパロディから始まっているが、ここまで面白いものがネットに転がっているという事自体、凄い事だと驚かされた。草薙少佐よろしく「ネットは広大だわ・・・」と呟きたくなるくらいw。
なんとこのイベントでは、アニメ第1話を上映してくれた。普段ならイベントにおける先行上映はあまり良しとしないのだけれども、この作品だけは、この計らいは実にありがたかった。OPで、各キャラがカットインするのを見るだけで、なんだか涙が出てしまうくらいw。
そして、この作品のもう一つ評価すべき点が、声優の豪華さ。ただ豪華というのではなく、若手でも演技派として評価すべき声優が揃っているあたりが、本当に素晴らしい。そしてイベントでは、そういった演技派声優というものが、同時にエンターテナーとしても一流であるという事を、見せ付けていた。特に福山潤w。彼の「らじゆう」コーナーでは、まるで波のように客席からの笑いが途切れ無い状態が続いたり。これほど楽しいイベントは他にそうは無いと思えるほどだった。他にも、滑らかな司会で客席を魅了した斎藤千和とか、絶妙な切り返しを見せる東山奈央とか、珍しいと思えるくらい自由な行動で大いに笑いをとっていた沢城みゆきとか。他のキャストも全員楽しい。
また、OPも生演奏があったりして。アーティストのYOHKOは、この手のイベント自体これが初めてとか。
さらには、観客も「ガヤ」で作品に参加出来るとか、それも名前をEDテロップに加えてくれるとか。もう真剣にやってしまったよ(^^)。
何はともあれ、実に充実したイベント体験だった。これからも、折りに触れてこのようなイベントは開催して欲しいものだ。
PS
そういうば、一つ嬉しいお知らせがあった。
また朗読劇をやってくれるとか。内容はまだ未定らしいが、出来れば是非また参加したいものだ。
- 『まおゆう魔王勇者』エピソード0 始まりに至る物語 昼の部:勇者編「出立」 渋谷公会堂(2012/2/19)
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