戸松遥 second live tour Sunny Side Stage! 名古屋国際会議場 センチュリーホール

なんだか、彼女のソロライブは、ここでばかり見ているなあ。前回のツアーもここセンチュリーホールで見たものだ。ああ、もっと沢山ソロライブやって欲しい。
と言う事で、やっと合流ですよ、戸松遥のセカンドツアー。
実は宇都宮から参加しようとチケ取っていたのだけれども、止むに止まれぬ用事によって参加できなかった。いや、もうお預け状態で耐えられないくらいだった。と、まるで禁断症状みたいな事言っているけれども、実際その通り。自分は「声フェチ」を公言して憚らないのだけれども、現状、最も聞きたい声を挙げれば、それは戸松遥の歌声だし、一度その刺激を思い出したら、身が震えるくらい聞きたくなる。やばいね、もう少し自重しよう。
戸松の歌声に最初に接した時から、凄い凄いと思ってはいたけれども、その凄さに上限が無いかのように、彼女の歌は、強く、大きくなっている。それは、洗練されたり、上手くなったという訳ではなく、とにかく凄くなっているというのが、本当に凄い。(←酷い日本語^^;)
いや、実際には上手くなっているんだろう。色んな種類の曲に挑戦しているし、表現力だって幅が広がっている。それだからこそ、沢山のアニメ主題歌も受けられているはずだ。そういう重要曲をライブで持ち弾に出来るのも、彼女の大いなる魅力と言えるだろう。
けれども、それは決して「洗練された歌」というイメージはでは無い。単に上手く歌えるようになっているのではなく、その上達部分を、言わば、声の魅力、歌の力に振り分けている。
・・・いや、それは普通の人間、無理だから(^^;)。
声の魅力とか歌の力って、誰にでもある程度の上限があるはず。まあ、素人が一定の幅で伸びるときにはぐんと伸びるだろうけれども、まるで、戸松遥はそんな素人のような伸びを、プロとして活躍してから後も、ぐんぐん際限なく続けている感じだ。それは驚異的としか言いようがない。
戸松遥には際限がないのか?そう思わせるような、声の魅力、歌の力の伸びだ。
・・・ライブの感想を書く前の、前置きが長くなった。(^^;
ライブの感想については、特に印象的だった4曲のことだけ書いておこう。
一つは「ミライガール」。この歌は戸松の歌でも少し珍しい、微妙にウィスパー系。CDでは少し加工してあるのかな。とにかく、これを生で歌った時の破壊力が凄い。
普通ウィスパーは少し声をくぐもらせて、ブレスとか、少女声では不可聴音を含ませたりして魅力を増すのだけれども、この戸松の歌の場合、一見普通に可愛らしい声にしか聞こえない。けれど、よく聞くと、なんか妙な高音がコーラスとは別に響いているw。それは声の中の声として、おそらく倍音みたいなものなのだろう。これが聞こえたときは脳みそがくらくらしたw。
その真逆とも言える歌が「ドーナツ」。もうこの迫力が半端無いw。ド地声なのか何なのか、魂の叫びというような力強い歌唱で声の限り歌うのだけれども、ギリギリと鋸で切り付けてくるかのようなキレのある声なものだから、全身で受け止めると身じろぎできなくなるほどだ。
そして、戸松遥の歌声の素晴らしさを最も表現できていたのが、やはり「ユメセカイ」。この歌における彼女の声の輝きは素晴らしい。そこに光が生まれたかのような眩しさを感じさせる。
また、戸松遥にとって今後最も大切な曲になるであろう歌が「Q&Aリサイタル」だろう。この歌の時の客席の没入度たるや尋常ではない。客席が一体となって津波のようなコールを浴びせ、なのに戸松の声も全然負けていない。会場全体が興奮の渦に巻き込まれる瞬間だ。
こういった、客席を無条件で興奮させる曲を一つ持つだけで、10年戦えるw。水樹のパワゲ、エタブレみたいなものだ。
想像を絶するパフォーマンスを一曲でも見せてくれるだけでライブとして満足できるものだが、こういった具合にどれもこれも常軌を逸した魅力を発しているのだから、それを受け止めるこちらとしては息も絶えだえといったところ。本当に素晴らしいライブだった。
ああ、これが明日も体験できると思うと、と期待に身を震わせながら翌日にw。

Sunny Side Story(初回生産限定盤)

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