ゆるゆりライブイベント3「七森中♪ふぇすてぃばる」 パシフィコ横浜 国立大ホール

ゆるゆりについては、イベントの縁が薄くて、今まで有料イベントに参加出来た事がほとんどない。ゆるゆりの銘の入ったイベントに参加したのは、本当にごく初期の、ポニキャン社屋のステージ(2011年㋆30日)だけかもしれない。
あの当時は全く四人を知らず、完全に様子見だった。ほぼ新人だし、それ以前のゆるゆりイベントも「お渡し会」くらいしか開催していないから、「慣れて無いかもなあ」とかとか思っていたのだけれども・・・、これが全然違っていたw。
四人とも実に舞台慣れしていて、ごく自然にステージを盛り上げている。確かに、既にソロラジオとかしている人たちではあるものの、その堂々とした様子に、最近の新人のスペックの高さを改めて知る思いだった。
また、そこに来ているファンの熱気も凄く、これからこの新人たちを盛り上げていこうという気概に満ちた、実に良いイベントだった。以来、彼女たちを大型イベントとかネット動画とかで見かけても常に盛り上がっている様子で、本当に凄いと感心していたものだ。
そんな四人のイベントを、今回は実に1年半ぶりに、生でしっかりとした形で見る事になる訳で、なんとも感慨深い。
特に、この「ゆるゆり」というコンテンツ自体が、アニメ2期も終了し次の展開についての発表もない。もしかしたら、既に山を一つ越えて、これが最後なのかもという状況でもある。これは、是が非でも参加しなくては、という思いだった。
そして、参加したのだけれども、・・・実に素晴らしいライブだった。
アニメイベントも色々あるが、その中でも一番素晴らしいのが、やはりキャラソンをしっかりと歌ってくれるライブだろう。(それ以上に良いイベントは声優出演ミュージカルだけれども、そんなの「さくら大戦」くらいしかないw。)
この声優キャラソンライブに至るアニメコンテンツがどれほどあるかというと、実際には数えるほどしかない。さらに言うと、このゆるゆりライブは、そんな数えるほどしかないライブの中でも、最上級とも言える内容だった。
基本は全てキャラソンで構成され、途中にトークパートとかドラマパートとかを挟まない(実はドラマパートはあったけれども、それは「カラオケ」シーンとして、やはり歌っていたw)。出来るだけ多くのキャラソンを披露しようと、1期のキャラソンのメドレーも披露する。さらに、それらの歌と歌をつなぐトークは、主にキャラとしてのトークになっているので、作品の世界観が演出されている。特に、ゆりゆりは「ゆり」というシチュエーションを作るためにデュエットソングも多く、それらを歌うときには、本当に舞台上で演技が入るので、ある意味ミュージカル的な雰囲気にもなる。
とにかく、舞台上の「作品世界出現度」とでも言うべきものが非常に高く、他に類をみないほど密度の濃いアニメイベントとなっていた。
これほど素晴らしいアニメイベントは、そうそうあるものではないだろう。
なぜ、これほどまでに良いイベントになっているのか。それはきっと、ゆるゆりの新人四人が、この作品に対してとても深く思い入れをしているからでもあるのだろう。
私自身もそうだが、彼女たちはゆるゆりによって世間に知られた。彼女たちの、この作品にかける想いは相当なものだろう。また、それを傍から見て知っている共演者も、彼女たちの想いを汲んでサポートに努めている。そうして、出演者がこのイベントに対して努力することを惜しまず、また、その並外れた努力に対する報酬も確保できるほど売れているのかもしれない。こういった一つ一つの要素が、実にバランス良く配置されているため、主要キャストのほぼ全てが出演し、そのだれもがキャラソンを歌い活躍するという、実に見事なイベントになっているのかも。
本当に夢心地だった。
さて、このイベント夜の部の最後には、キャストも知らなかった次のイベント開催の発表があって、新人四人はボロ泣きして喜んでいた。これは、四人の単独ライブであり、アニメ3期を目指す布石だという。この単独ライブが成功すれば、今回同様のキャスト総出演ライブも検討されるという。
アニメの出来は素晴らしいものだし、まだまだいくらでも続ける事ができる作品でもあるだろう。この発表は、単なるリップサービスという訳でもなさそうだ。
是非、今後もゆるゆりの世界が続いて言ってくれることを期待したいものだ。

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