超ひだまつり in 日本武道館 日本武道館

私にとっての「ひだまりスケッチ」は「ひだまつり」が先行している、と言ってもよい。
アニメひだまりスケッチが放映開始したころは、実は無性に忙しくて、本放送を追い掛け切れていなかった。TAFで偶然立ち寄った「小さいひだまつり」の雰囲気があまりに良くて、慌てて撮り貯めていたのを見て、一気にはまったくち。その後は、出来る限りイベントにも参加していて、前回の「2〜4時間テレビ」が所用で行けなかった(T_T)のを除いて、ほぼ参加している。それくらい、「ひだまつり」、ひだまりスケッチのイベントには愛着がある。
そういった意味では、この武道館イベントは、とても感慨深い。ひだまりスケッチは、二度終わったコンテンツだ。少なくとも関係者ではそういう認識だろう。
一度目はもちろん無印が終わったとき。その後の予定はなかったらしい。しかし、圧倒的な支持を受け、「超ひだまつり」によって奇跡の復活が発表された。
次の「×365」と「×☆☆☆」は、ある程度想定された流れだっただろう。しかし、発表期間も長くなり、当初の盛り上がりも沈静化してきたという認識があったかもしれない。ここでまた終息ムードがあった。
それを覆したのが、ひだまらーにとって伝説の「王の願い」。「ひだまり王決定戦FINAL」にて優勝者「ひだまり王」が願ったことにより、4期の制作が検討されることになり、実際にそれは実現した。あの時の、全ひだまらー歓喜の怒号は、未だに耳に残る忘れられない思い出だ。
いや、「超ひだまつり」も「ひだまりないと」も「ひだまーぶるないと」も、どれもこれも、「ひだまりスケッチ」にとって大切なイベントであった。
そして、その王の起こした奇跡の時も過ぎた。次に発表されている展開は無い。今回は、ただただ武道館でイベントをやるということ、それだけだ。
・・・つまりこれは、イベントも大切なコンテンツの一つである「ひだまりスケッチ」にとって、集大成とでも言うべきイベントなのだ!!という認識をもって臨んでも、良いものだっただろう。
そして、その内容は、それに見合うものだったと言ってよい。
いつもどおりのグダグダで、人様にお見せできないw内容だけれども、愛あるトーク&\ゲームパート。そして、キャスト全員のみならず、原作者=うめ神様御自らが歌うライブパート。そのどれもが楽しく感動的なものだった。
そして、嬉しいお知らせも。アニメの続編が制作決定。・・・しかし、それは嬉しくもあり寂しくもあるお知らせだろう。なぜならそれは「沙英・ヒロ卒業編」だから。
そのお知らせを聞いて、改めて、このイベントが集大成的なイベントであろうと認識してしまう。イベントの中で「ひだまりスケッチは国民的アニメを目指す」ということが語られていたが、それは難しいだろう。なぜなら、ひだまりスケッチは「過ぎていく物語」だから。ゆのたち6人の人生は続くだろうけれども、「ひだまりスケッチ」の時間はいつかは終わる。国民的アニメのような長寿作には、残念ながら成り得ない。
武道館という正に晴れの場で、卒業エピソード決定が発表される。それは、「ひだまりスケッチ」という作品にとって一つの区切りであろうという認識を、どうしても持たざるを得なかった。
いつもは少し引き気味の神うめ先生も、いつも以上に堂々と舞台に立ち、主演女優賞声優あすみんに匹敵するほどの活躍ぶりだった。その様子を見るにつけ、この奇跡的な瞬間が特別なものであることを、改めて感じさせられた。
今後、どのような展開があるかは分からないけれども、出来るだけついていきたいものだ。

チラシメモ「参加イベント一覧」