イベントを成功させるステージ外の演出とは?

このことについて、素人ながら考えてみる。
イベントで観客を喜ばせる。それはごく自然に開催しても、十全の結果は出ないだろう。なぜなら、観客はイベントに非日常を求めているから。想像を超える感動を期待しているから。
例えば何をするか。

  • 開場を遅らせて、開演も遅らせる。

イベントに期待を持っている観客が居れば、「お預け」をくらっているわけで、参加したいという気持ちはより高まるだろう。

  • 予定時間を発表しておいて、その時間よりも長くイベントを行う。

観客は、イベント開催時間を事前に知っていれば、ある程度その内容も推測して参加する。その推測を超えてイベント時間を長くとれば、それだけでボリュームが多いと感じ、満足感が高まる。

  • 開催日や開演時間、入場抽選を厳しくして、参加し辛くする

終演時間の関係で終電を意識するなど、参加し辛いイベントになればなるほど、そのイベントに参加した者の心理として、そのイベントの特別さを認識するようになる。

  • やりすぎ注意

これらは、いわば人の心理に付け込む行為であり、誠実さには欠ける。
さらに言うと、こうして多くの人の心を追い込む場合、そこからこぼれてしまう人も居る。例えば、地方民などは、これらを実行されると堪ったものではない。
仮に、これらが意図的にやられていたとするならば、そしてそれを知り得たならば、その取り残されてファン達は、開催者に、ひいては作品そのものにまでも今までの「好意」とは裏腹の「憎しみ」すら感じることだろう。
イベントが作品の良い印象を与えようとするものなのに、逆効果になってしまうと言う事だ。
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実際には、こんな姑息な事を意図的にやるべきではない。
もちろん、そう思われるような杜撰なイベント開催をするのも、言語道断と言えるだろう。
イベントは、広告費で賄われている部分が多いので、予算の都合上キャパ等ままならない事はあるかもしれない。しかし、それ以外では出来るだけファンが参加しやすい方法について、誠実な心配りをしてもらいたいものだ。
そうでないと、気づかないうちにファンも逃げちゃうよ。