グッジョぶの音楽祭 科学技術館 サイエンスホール

夜の部に参加。
このイベントには、かなりの思い入れを持って参加した。夜の部に「参加しなくてはならない」というくらいの思い入れがあった。
「GJ部」は素晴らしい作品だ。
全ての萌え属性が揃う萌えアニメとしての十全性。
完全な閉鎖空間を舞台にすることにより濃密な萌えを作り出す純粋性。
その関係が恋愛に至らないからこそ、萌えとして完成しているという完全性。
そして、その十全、純粋、完全なる萌え世界だからこそ、決して永遠ではない、儚く終わってしまうという特別性。
完璧とも言える萌えアニメ。それが私の「GJ部」に対する評価だ。
そして、そんな完璧な萌え作品が、2012年度最終期に存在していたというのも意味深い。というのも、個人的に「オタク期の終焉」というものが、この2012年度であったと認識しているから。まさに、有終の美を飾る作品であったと思っている。
なので、このイベントでは最終公演こそが重要。なにがあってもこの夜の部には参加「しなくてはならない」と思い詰めていた。(w)
イベントとしては、アニメイベントとしては十分。けれども実は、特別凄いというものではなかった。
乙女新党によるOPのライブから始まり、メインキャスト5人のトークとクイズ、書下ろしの生ドラマ。音楽祭とされていることもありキャラソンを歌ってくれたがTVサイズのワンコーラスのみ(これが残念だった)、そして全員によるEDで〆。
キャストのトークも冴え、とても面白く、素晴らしいイベントではあったものの、小さなハコの、こじんまりしたイベントいう印象は拭えないだろう。
下野というベテランは居るものの、女性アイドル声優的にはまだまだ新人、ソロで客を呼ぶ実績のある者が足りないという判断でもあったのか、イベントの作り手側も、客の熱気を過小想定していたと思う。いや、今の御時世、実際にこの程度の想定が妥当だったのかもしれないが、売り上げとか良く判らないので、私には判断出来ない。
ただ、私にとっては、とても「象徴的なイベント」だった。このイベントで「GJ部」が終わり、それは「オタク期の終焉」の象徴であった。キャラソンがTVサイズで次々とこなされていく様を、夢中になって盛り上げていた。
イベントが終わった後は、茫然自失。ここに一つの時代が終わったという認識だけが残っていた。
痛飲した・・・。
・・・さて、来週は「Prizmmy☆」でも見に行くか。w
「GJ部」に乙女新党が絡むように、新たな時代の潮流は常に目の前に存在している。肌で感じていないと振り落とされてしまうよ。

GJ 部 Vol.4 [Blu-ray]

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