怪し会6 もっとい不動

怪し会にはもう随分と通っている。元々能登麻美子の生声が聴けると勇んで通った「弐」が初めてで、その流れで「参」も参加。「肆」は参加出来なかったが、「伍」では今度は清水愛が出ると言うのでこれもまた参加。そして今回の「陸」は能登麻美子清水愛が両方出ると言うのだから、参加しない手が無い。昨年同様アニサマとかぶっているのが恨めしい。
特に今回の注目は能登麻美子の復活。・・・まあ想像して欲しい。「能登麻美子の怪談」だ。これを聞かない手は無いだろう。私などは、未だ前回の衝撃が耳にこびり付いているくらいだ。
しかしこの初日は能登麻美子は出ず、純粋に清水愛目当て。清水愛のおっとりした少女声もまた案外怪談には合うというのは、前回すでに確認済み。今回は一話の語りを任されていた。それはそれで嬉しいのだけれども、やはりホラーの花形は助演にある様な気がする。語りはある意味裏方なので、それを趣向を凝らして演じる様子を楽しむ感じに。もう少し聞きたかった。とは言え、この日は後の酒宴でゲストに呼ばれて色々トークを繰り広げてくれた。
そして少し驚いたのが「桜の墓」。これは弐の演目でもあり、そのヒロインを演じたのは能登麻美子だった。今回、もしかしたら原点に返る的なテーマがあったのかもしれない。
そして、今回ヒロインを演じたのは酒井香奈子。先日「弁当屋の四兄弟」で、メインキャストを演じているのを見たばかりだ。そちらも清水愛目当てだったのだけれども、両方とも良い役を演じている。「桜の墓」では能登麻美子とは全然違った魅力で演じていた。
他のキャストでは、以前「能登麻美子の姉」役だった伊藤美紀は迫力のある女祈祷師、また、恒松あゆみの好助演が印象に残った。
あと、書いておかなければならないのが酒。この会のメインとも言ってよいw。今回は「鶴齢」という新潟魚沼産の純米吟醸。旨かった。