シンフォギアライブ2013 幕張メッセ イベントホール

あんなに応援したいと言っていた田所あずさの1stライブを蹴って、こちらに参加。これは苦汁の決断だった。しかし、基本的にはアニメイベントこそ大切にしたいということ、このシンフォギアイベントこそ滅多にない高密度のキャラソンライブに成りそうなこと、そして、ここで初めて(で最後かもしれない)歌を披露するであろう声優がいるということ。例えこのライブが後に映像化するであろうとしても、この現場には参加せずにはいられなかった。まあ、先にチケット買ってあるし、選択の余地は無かったのだけれども。未だに未練が大きいのでぐだぐだ言っているが、それでも後悔はない、それくらい素晴らしいライブだった。
本気の構成、本気のイベント。ライブという名のもとに、2期の楽曲を思う存分披露してくれた。なにより嬉しかったのが、茅野愛衣が歌ったこと。かやのんですよ、かやのん。いや、彼女については最初にイベントで見た時からそのオーラの大きさを感じていても、ソロ生で歌う時がくることは期待していてもほぼ無いと思っていたので、この機会を逃す事だけは絶対に出来なかった。これぞレア中のレアなのだけれども、これを機会に新たな展開があると良いのにと思ったり。
イベント内容的には、前半はゲームコーナーとして、なんだかどこぞの魔法少女のイベントを思わせる。奈々様が活躍するところとか。
しかし、後半はがっつりライブとして各キャストが大活躍。杉田智和とサプライズゲストのお姉ちゃんは歌わなかったけれども、それでもトークでは存在感を大いに発揮していた。石川英郎悠木碧の英雄故事までも歌ってくれた。
どの楽曲も、作品中で歌われるものだからキャラソンとしての圧が高い。キャラソンはただ作られただけのものと挿入歌として作品内で使われたものとでその格が違うと思うのだけれども、シンフォギアの楽曲は正に作品と一体となってるものばかりだから、それを歌う事自体が作品世界の再生となる極上のパフォーマンスと言える。
それが次から次への歌われるのだから、感動で興奮して、息も絶え絶えといったところw。最初に登場したクリスの「教室モノクローム」から涙させられ、その後も大いに堪能させてもらった。最後の全員がまるでプリキュアのように揃い(衣装も凝ったもので素晴らしかった)歌った「バベル」と「フリューゲル」は、全員のパフォーマンスも完璧で本当に素晴らしかった。
とまあ、イベント構成的にも、キャストのパフォーマンス的にも実に素晴らしい、正に今年のアニメイベントのベストに入るものだと思うのだけれども、少し残念なことが。それは音響がテキトーだったこと。おそらく前半のトークパート設定に合わせたままでライブコーナーの音がペラペラだった。アリーナの真ん中で聞いていたし、最後の曲で少しだけ改善したりしたので間違いないだろう。それに一々MCで客電つけるのでライブへの没入度を阻害していた。パフォーマンスがあれほど素晴らしかったのだから、この辺りがもっと良ければさらに没入出来たのにと残念でならない。とは言え、観客の盛り上がりは、そんなことを吹き飛ばすものだっただろう。
アニメ3期も決定したし、これはもう、ライブも規模を拡大しつつ継続すべきものだね。次回開催が大いに楽しみだ。