きんいろモザイクRhodanthe* Special Live 2014 ハロー＊コンニチハ!! Zepp Tokyo

世間的にはゴールデンウィーク真っ盛りなのだろうけれども、個人的には実は一切関係なく、結構合間を縫って参加する羽目に。しかし、これだけは確実に参加したいイベントだ。
きんいろモザイクとRhodanthe*は最初のＡＣＥの結成イベントに立ち会うことが出来たことからどことなく親近感を持っていて、作品内容的にもおおいにはまってしまった。それが今回フルライブをするというのだから、万難を排して参加したところ。
きんいろモザイクは作品的に相当に売れたのだと思う。Rhodanthe*とそのメンバーの楽曲については、その多くが映像ソフトの特典として発表されていて、それはやはりユニットとして不利な状況だと思う。今までこの手の企画は何度か試されていると思うけれども、このようなソロライブにまで発展した他のケースを、私は寡聞にして思い出せない。
ともあれ、かなり強く作品に拘束されているユニットであるのだけれども、それが全くマイナスにならないほど作品が愛されている。その結果どういう事になるのかというと、純粋な人気アニメのイベントとしての盛り上がりと、純粋な声優ユニットライブに対する期待からくる活気が合致する、それはもう熱気に包まれた雰囲気が形成されていた。
そして本当に全編Rhodanthe*のライブだった。確かに楽曲は揃っているけれども、この手のイベントは全てを歌で通すより、少しでもトークコーナーでお茶を濁したくなるもの。それで永遠に披露されないキャラソンがあったりするものだ。しかし、そんな事は一切なく、最初から最後まで全てを歌いきってくれた。それは本当に素晴らしいことだと思う。
もちろん普通のライブ相当のＭＣもあった。これもまた、一人が喋り始めるとみんなが口を挟んでしまい、何時まで経っても終わらない様相を呈してくるのが楽しい。つまり、この５人はトークでも十分楽しい時間を作る事が出来き、それは前回のイベント時にも十分証明していた事だけれども、そんな余裕を持ちつつそれ以上のパフォーマンスとしてライブに打ち込むという、実に贅沢なイベントだったと言えるだろう。
コスチュームは、前回と同様原作者イラストに合わせて作られた特注品。楽曲の後ろには内容に合わせたアニメ映像が流れる。そして、キャラソンの全曲ライブ。これは、この手のアニメ作品のライブとして望むべく最高のイベント構成だったのではないだろうか。ここまでくるアニメ作品とそのライブはそうはない。
そして、この作品は次のＴＶ展開も決まっている。今後もこのユニットによる活動もあるに違いない。それもまた嬉しいこと。
あらゆる点で幸せなアニメイベント、声優ライブだった。

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