堤真耶 岡崎律子トリビュートライブ2014 四谷天窓

このライブは5月6日に開催されたのだけれども、岡崎律子の命日である5月5日に記録を残しておこう。
今年2014年の5月5日は岡崎律子の10周忌にあたる。なにか大きな動きがあるかなと思ったのだけれども特に何もなく、個人的に何か供養になることは無いかと思い、以前から気にしていた堤真耶の開催している岡崎律子トリビュートライブに参加することに。この方は岡崎律子の学生時代からの友人でありバンド仲間でもあったという。単なる一ファンがそんな故人に近い方に近ずくのも気が引けて、今まで参加してこなかった。しかし10年も経ったのだから、もう良いよね。
会場に入った時から「life is lovely」(個人的には、このCDは「12人のエンディング」なのだが)が流れていて、堪らない気分にさせてくれる。
堤真耶さんは、「声も顔も違ってごめんなさい」といいつつ、岡崎律子の楽曲を未発表曲であったり、人気のあるであろうアニメ絡みの曲を選んで歌ってくれる。また、結構饒舌かつ歯に衣着せぬ方で、自身と岡崎律子に関する色々なエピソードを語ってくれた。アーティストというより学校の先生みたいな人だった。
それらを聞くにあたり、この活動が決して良い側面だけでは無かったのだろうことが窺い知れた。しかし、強い方であり、かつ岡崎律子の痕跡を残す活動をどうしても続けたいと思っているのかもしれない。岡崎律子と自分は心の強さでは似ているとか。こんな人が近くにいたからこそ、岡崎律子は、その最期の日々まで創作活動を続けることが出来たのではないかと思わされた。
やはり、故人を偲ぶときは同じ思いを共有する誰かと接した方が良い。この会場を訪れ、10年目にしてかなり気の晴れた思いだった。

life is lovely

life is lovely