わしみず〜Birthday〜 渋谷TAKE OFF 7

わしみずについては結成当初からその存在を認識していたのだけれども、参加したのはこれが初めて。今回も行く予定ではなかったのだけれども、当日になって参加を決めた。理由は桑谷夏子がゲストだから。桑谷夏子については、どうにも抗いがたいほどに好きなキャラを演じた声優という認識があるので、イベントに参加できる時はつい参加してしまったり。ただ、ゲストとしてはフリートーク部分のみであり、その時間もかなり限られていて残念。親友とは言えもう少しゲストは大事にして欲しかった。
鷲崎については、女性声優の追っかけをしていると様々なところでPOAROのライブとか聞いていたりする。それでも普段やらない珍しい曲をしたとのことでかなり楽しむことができた。
そして、ある意味この日一番の収穫が清水香里の歌。彼女の本気の歌をソロで聴くのはおそらくこれが初めてだろう。素晴らしい歌声が聞けて大満足。
それにしても、彼女は勿体無いと思う。清水香里は自分を飾らない。自然体を保ち、普段出す声にも気張りが感じられない。彼女は非常に硬質な声を持っていて、体が小さく高めの声がメインなのに、演じる役は結構低めの声が多かったり。その声を少女的な魅力に持っていけば良いのだけれども、そういう「気張り」が長続きしないのか、どうしても大雑把な役に落ち着いてしまう。基本的に演技派という役どころになってしまう。だものだから、彼女のイベントに対してどうしても想定以上の期待が持てず、それが今までわしみずに参加していなかった理由なのだと思う。
そして、彼女の歌は正にそのような歌声。高音が続くバラードでは、驚くほど硬質で魅力的な声が響くのに、基本的な歌声は凡百と言って良いような歌声に戻ってしまう。おいおいその声持ってるのならもっと使おうよ、とか思わずにはいられない。確かに声帯は消耗品だから無理に使うと消耗してしまうこともあるのだろうけれども、清水香里の声帯は相当強そうだ。アーティステックで尚且つ少女の様な歌声をいくらでも出せそうな気がする。
31歳の誕生日を祝い、抱負としては「現状維持」だとか。けれども、もっと何かができそうな人とは思う。10年も前から知っている人なのに、イベントに参加することで今になって気づくことがある。イベントとは改めて面白いものだと思った。

Birthday MINI ALBUM「Pure」

Birthday MINI ALBUM「Pure」