未確認で歌唱形〜主題歌やらそうじゃないのやら色々歌うので、とにかく聴いてください。〜 よみうりホール

いやはや、なんとか辿り着いた。最近、このセリフがイベントの感想書く時の定型句になってきているのが悲しい。
未確認については、作品自体が良作という以外、実はあまり付き合えていなかった。あまり馴染の無い新人的な声優さんが実に上手く演じていて、それだけで親近感がわくという事はあったのだけれども、ラジオとかまで付き合えていない似非オタクなので、彼女達がどのような展開をしているのかあまり深くは知らなかった。
ところが、彼女達の頑張りは作品だけに止まらず、ラジオでも大爆発していたらしい。一つの世界が出来ていて、それを初めて体験することに。それを見るだけで、彼女達の作品に対する想い入れの強さが良く判り、なんとも言えない幸せな気持ちにさせてくれる。やはり、作り手に愛されている作品は、その思い入れが有ればあるほど良いモノだし、そのイベントも楽しいものになる。
ともあれ、トークコーナーでは主だったキャスト総出演でゲームで超盛り上がり、ライブでもキャラソンをほぼ歌い切るなど、実にボリュームのある楽しいイベントだった。
そして、なにより心に残ったのが、最後のコメント。これは感動的だった。
なんというか、この作品は罪作りだと思う。これほどまでに絶妙なキャスティングをされてしまうとキャストとしてはどうしても思い入れてしまい、心に刻み込まれてしまうのではないだろうか。やはり声優とは一つの役を演じて人から評価されることに命を懸けているものだろうから、それをこういった形で成し得てしまうと「戻れなくなる」。今までにもそういった声優さんを何人か見たことがある。それは演者としてとても幸せなことだろうけれども、やはり少しだけ残酷だ。この作品だけに捉われず今後も様々に活躍して欲しいと、受け手として出過ぎた心配をしてしまった。
それにしてもイベント終了後の物販が無かったのはやはり終了が大幅に伸びたからなのかなあ。飛び込みでもパンフ買っておいてほんとよかった。キャストはのびのびイベント廻していたし、もうけを出すべき物販削ってでもやりたいことやらせたという事なのかも。そんな運営にも愛を感じた。
ともあれ、そんないろいろと余計な心配をしてしまうくらいに深い感動に包まれたイベントだった。それは受け手として実に幸福なことだと思う。是非、続編もやって欲しいものだ。