Brand-new Style volume six “春の乙女大三角” 原宿アストロホール

これはStylipSのCD販促イベント。内容的にはミニライブという事になっていたのだけれども…、その実、二時間ものボリュームのある立派なライブだった。
彼女達に対する想いは若干複雑だ。元々ゆいかおりからスタイルキューブの事を知り、他の二人のメンバーも知っていのだけれども、なぜゆいかおりStylipSとしても活躍するのかと言う事は、当初から悩んだものだった。結果としてその四人で実績も作り、こちちらとしても四人全員に思い入れが出始めた頃にゆいかおりの離脱。それはゆいかおりにとっては良い事だと思いたいけれども、残された二人や新たな二人についても実は既に研修生発表とかで見聞きしていて、少なからず思い入れが出来ていたりする。企業の思惑とか知るかと思いつつも翻弄されているという気持ちはどうしても生じるが、受け手であるファンとしては出来るだけ真っ新な気持ちで彼女達新人声優の活躍を期待するべきだと思うし、そう心がけているというところだ。そして実際に彼女達の立ち位置は、実に正しいアイドル声優だと思っている。まずは声優であることを心がけていると思えるから。
だから、このライブについても少し懸念してしまう。やはり有料ライブをしないのは声優としての立場をしっかり表明する為だからなのか、とか。いや、さすがにこれだけボリュームのあるライブをする、それも年に一・二度くらいならばなおのこと別に有料だって全然良いのにと思うのだけれども。
StylipSには既に実績がある。そして、新たな潮流としての新人もいて、新たな魅力を作っている。それらが何の問題も無く合流し、ライブとして実に魅力的なものだった。
そして、その観客の熱気も凄い。いや、以前からStylipSのライブは「観客が酷い」とか言われていて、実際にこの日も酷かったのだけれどもw。途中で掴み合いの喧嘩紛いの様子とかもあったり。しかし、それも含めての熱気。厄介系はその熱気に浮かされて出てくるものだ。熱に浮かされた者を醒めた目で嗤う様な態度よりましだろう。
ともあれ、メチャ楽しいライブだった。彼女達がこれからもアニメ界で活躍する事を期待したいものだ。

純粋なフジュンブツ/Spica.(DVD付)

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