『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!』先行プレミアム上映イベント 角川シネマ新宿

一昨々日は真上の会場の同じような場所に座っていたような。
イリヤという作品については、まずその作画の出来の素晴らしさに魅入られる。基本萌えアニメ系でありつつ、作画に力が入っている。そして、物語展開も面白い。かなり細かい設定を取り入れていて物語的にも読み解き甲斐がある。
しかし、ただどうしても漂う二流感が勿体ない。スピンアウトものとしてパロディ作品であるという意識からか、どうしてもギャグが自虐的。それは演出にも出ていて、どこか茫洋とした演出でキレが悪い。ギャグとシリアスのどちらに寄るべきか決めかねているからではないかと思っていたり。
そんな愛すべき勿体ない作品という印象なのだが、そのヒロインが舞太なのだから、そのイベントも出来れば参加したいと思っていたのだけれども、それも今までタイミングが悪くて参加できていなかった。やはり舞太とはどうもイベントに参加出来ない相性の悪さが続いているようだ。二期になってやっと参加出来た。
この日、舞太はMCも務めるのだという。・・・それはどうかと。やはりヒロインを務めているキャストからその魅力を引き出すためには、聞き手が必要だろう。なぜそんな判断になったのか分からない。いままでにも、こんな設定のイベントはあまり記憶にない。
舞太もキャリアがあるから的確にMCを務めていたとは思うのだけれども、どうしてもキャストやキャラに対するトークが淡泊な印象だったのは否めない。それと、併せて登壇したキャスト名塚佳織も落ち着いた性格で、二人が揃うと場がなんともなごんでしまう。もう主婦のお母様方の立ち話的なw。所々入る舞太の生イリヤ台詞はかわいくて癒やされたけどね。
総監督、監督、プロデューサーという主要スタッフが揃って登壇というのも嬉しいものだが、それもMCが舞太ということで、キャストから鋭い突込みとか出来ないだろうとか思ってしまう。やはりこれではダメだろう。
後は、幸田夢波が主題歌歌手として登壇してライブも披露していた。彼女がイベントとして盛り上げてくれていた。