コミケ86 東京ビックサイト

この日は期せずして一日空いていたので、コミケに参加出来た。とは言え、最近は並ぶとかはしてないので、列が解消するころにゆるゆると到着。
本当ならば同人系の目的のところに先に行くつもりだったのだけれども、企業からの営業ツイートに押されて、つい先に企業ブースを覗きにいってしまう。いやはや酷い事になっていた。元々並ぶつもりも無かったけれども、実際には並ぶことすら出来ない。列が長くなりすぎて並ぶのも一時中止とか。炎天下に長蛇の列が出来て外に大人数がいるから企業ブースが機能している状況なのに、その人数を除いても中は大混雑。それも並ぶことが出来なくなってきては、だんだん込み具合が酷くなっているという状況。
まあ、ある意味これこそがコミケ企業ブースの醍醐味だよね。人ごみをかき分けゆるゆるとブースを眺めているだけで、特に買い物しなくても紙袋がパンパンになってしまったり。
その後、同人系を周って、岩男潤子さんのところにも寄ったり。ゆるゆるしつつ目的は達成できたかな。
結局コミケの参加はこの初日のみだったので、コミケ全体の雰囲気は掴みづらい。
今回から参加者数の集計方法変えたから人数減っているという話だけれども、実際のところはどうなのだろう。イメージとしては企業ブースの比重がより大きくなっていて、全体として猥雑な雰囲気が減っているんじゃないかと思うのだけれども。
オタクという言葉が本来性的な意味を強く含んでいて、言ってみれば二次元に性的なモノを求めるという部分があるとすれば、最近ではそういうオタク的な力が減退気味というか。あくまでサブカルのメッカとして関係したいという若い世代に移り変わり、だから企業ブースをメインターゲットにするものが多くなり、オタク的猥雑さが薄れているとか。
結局サブカルにしろオタクにしろ若い層の文化だから、その力の源の大部分は性的衝動にあるのは間違いの無い事実。二次元に性を仮託するというパラダイムシフト(w)こそがオタク文化の根幹だと思っているのだけど、だからこそオタク文化時代の寵児に成りえたはず。その根幹が薄れ始めると、オタク文化も他のサブカル同様に普遍的な文化に飲み込まれるだろうし、コミケも特別な存在で有り続ける事が難しくなるのではないかと思っていたりする。
今は正にそういう流れに向かう転換期のような気がしている。

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